やる気は自然に湧いてくるもので、それがないのは怠惰であるからと考えてきた。おそらく7割方正解だ。でも、最近、このやる気というのも自然のものではないと思い出している。やる気は演出し、そして演じきらなくては実現できない。
私の場合何かを行う衝動は極めて感情的である。どんなに後付けの理由を拵えても、結局情動に任せて行動をしてきた。それをこれまで上手く操れたのは偶然ながら幸運であった。
いまはその湧き上がるものを事前に抑制する機能が発達し過ぎていろいろなことに制動がかかる。だからいま何かを行うときは敢えてそのブレーキを外し、意識的に前に進めなくてはならない。ここ数年でそうした自分の変化に気づき、やる気は演じきらなくてはならないと考えるようになった。
おそらくこれからはやる気とそれに伴う行動をせいぜい演じなくてはならないと考えている。大根役者でもいいのでそういう役を幕が降りるまで演じきりたいと思っている。