平均身長より少し低い

 日本人の平均身長はと言われると結構統計的には難しいらしい。いわゆる成長期終了から中年までの年齢層だと171cmくらいになるそうだ。この数値が出るということは175cmを超える人がかなりの割合でいるということだろう。

 私はその平均身長にわずかに足りないほどの背丈なのだが、通勤電車での実感ではもっと下のような感覚がある。もっとも少し前の世代ならとっくに引退していてもいい年齢なのだから当たり前とも言える。

 学生の頃、大学に通うために乗った横浜に向かう電車では混雑しても自分の身長で群衆に埋没することはめったになかった。私より先輩の方々が少し低身長でいらしたためだろう。見下ろすとまではいかなくても、窮屈な思いをすることはなかった。それが最近はどちらかといえば囲まれて埋没する側になっている。一体、自分は何者なのか。それをあからさまにしないように装いながら、結局なにもしないまま加齢の偏見にたえるようにしている。

 日本人の場合は特にそうだが、身長を人物判断の基準にするべきではない。バブル経済時代に男の甲斐性として高収入、高学歴に加えて高身長が数えられた。少なくとも第3項はすでに無意味とされているはずだ。

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