タグ: 気象

8連続猛暑日

 東京は今日で猛暑日が8日連続となり、史上初ということだ。お陰で30℃を涼しいと感じてしまう。感覚が狂っている。

 長期予報によれば10月まで高温傾向が続くとのこと。春と秋が絶滅危惧になっているという考えに納得してしまう。

 明日から少しだけ気温が下がるらしいが、それでも8月下旬の陽気にしては暑すぎる。少しずつ体調の異変を覚えるこの頃である。なんとか凌いでいくしかない。

極端な雨

 極端な雨が降り出した。猛暑の数日の副産物のように激しい雨が降ったのだ。関東はまだそれでも久しぶりのまとまった雨というくらいの感想でいられるが、西日本や北陸でいわゆる線状降水帯が発生して被害が出ている。

 夏の通り雨は昔からあった。スコールのような豪雨もここ十数年では当たり前になった。加えてこの長時間の豪雨はなんなんだろう。

 世界各地で極端な天候が発生しているようだ。何かできることはないのだろうか。少なくとも利権争いのために自然を傷つけることは避けなくはなるまい。

梅雨入りは22日か

 数日前に書いた16日に東京も梅雨入りという予報は外れてしまった。昨日は長い時間夏の日差しが降り注ぎ梅雨の気配はなかった。

 今日の気象予報各社の予報では関東の梅雨入りは22日くらいではないかと報じている。梅雨前線の北上がその頃本州に接するとみているのだ。すると観測史上最遅の22日と並ぶ。

 6月22日に梅雨入りした2007年は7月上旬に台風と前線の相互作用で大雨となり、熊本県の緑川で大規模災害が発生した。諸条件が異なるので一概にいうことはできないが梅雨が短期集中型にならないか懸念される。

 高温多湿な日々を乗りきるのが第一、万一の災害時にも健康でいることが何よりも大切なのだろう。

黄砂に霞む

 昨日ベイブリッジを走ったとき、横浜の街は黄砂に霞んでいた。風景全体にフィルターがかかったようだった。恐らく私の身体にも黄砂の粉が付着し、一部は体内に取り込まれたはずだ。

 そのせいだろうか。今日はアレルギー鼻炎の症状が酷い。フェキソフェナジンも点鼻薬も効かない。くしゃみと鼻水の処理とで精一杯である。ここまでの苦戦は久し振りだ。

 スギ花粉と黄砂のミックスがよろしくないのだろう。耐性がないことを痛感した私としては、負けても被害は最小限にしたい。もし勝つことができるならば。

富山湾のイワシ

 富山湾で異常なほどマイワシが獲れているそうだ。漁船に積みきれないほどの大漁で網に掛かってもそのまま放流している現状だという。

 確か昨年も大漁のイワシが海岸に押し寄せたはずだ。気候変動と先日の能登半島地震の影響を考えたくなる。豊漁は価格の下落をもたらす。しかし、豊漁のあとは不漁となる可能性が高い。収穫量を調整するとともに保存方法や有効活用を考えたい。

 イワシはかつては下魚の扱いだったが、鮮度さえ保たれれば金の取れる魚種となった。加工の仕方次第では和食にも洋食にも合う。干物としても使える活用法の多い魚だ。

 日本近海で取れる魚は食料自給の鍵となる。大漁のイワシをいかに使うのかは今後の日本の食のあり方を考える試金石となるはずだ。

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日本海寒帯気団収束帯の発生

 昨日から関ケ原付近で起きている名神高速道路の大雪による立ち往生は記録的な豪雪のため長期化しそうである。予測をはるかに超える積雪量になったため、予測的通行止めの措置が取れなかったのが痛恨事となった。

 このような豪雪による長時間の立ち往生の例としては2021年1月10日に福井県内の北陸自動車道で起きた事例を思い出す。そのときも1000台近い車両が雪に閉ざされ動けなくなった。今回は岐阜県内で発生しており、陸上自衛隊に支援要請が出されている。

 気象の専門家によれば日本海寒気団収束帯(JPCZ)がこうした豪雪の背景にあるのだという。これは朝鮮半島の北部にある山岳地帯で二分された季節風が日本海上で合流したときに雪雲を継続的に発生し、さらに寒気が南下している場合は豪雪をもたらすのだという。雪の供給源としては日本海から蒸発した水蒸気であるというが、これが温暖化の影響もあってここ数年は増加しているらしい。福井や岐阜はこのJPCZの下流部にあたり、豪雪のまともな影響を受けたということになる。

 こうした気象条件は今後も発生する可能性がある。豪雪が温暖化の影響であるというのは何とも皮肉である。北陸に住んでいたころ、地元の人から猛暑の翌年は豪雪になりやすいという言い伝えがあると聞いたが科学的な根拠があったのである。

 能登地方は震災からの復興が課題であるが、その前にこの豪雪をどうするのかが問題になる。まずは予報の精度を上げ、計画運休や通行止めなどの手段を取れるようなシステムを構築することや、この時期の流通の方法や備蓄の在り方、除雪方法の開発などを考えなくてはなるまい。高齢化社会の中で災害時の対応にも工夫がいる。防災テクノロジーの開発も急務であろう。

師走並みの寒気

 昨日あたりから寒気が南下しているようで急速に寒くなっている。寒さというのはちょっとした不安を掻き立てるようにできているらしく、言葉にならない感覚が覆いかぶさっている。

 平年以下の気温になるのは14日火曜日までらしく、その後は平年並みに戻るとのことだが、異常な猛暑に慣れてしまった身体にとっては急激な温度変化は体調を崩すことに直結しやすい。電車に乗っても、買い物の店に入っても咳をしている人に多く出会う。再びマスク生活を復活しなくてはならないのかもと思い始めている。

 寒くならないのも心配だったが、寒くなるとそれも困ると思う。勝手なものだ。

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コートの用意も

 週間天気予報を見て驚いたことがある、先日、夏日を観測したばかりの東京だがこれからは急速に季節が進むようだ。最高気温が15℃に満たない予報もある。

 暦の上では明後日から冬なのだから当たり前だが、コートを引っ張り出すタイミングを考えなくてはなるまい。

文化の日が夏日になる

 予報では今日の東京の最高気温は25℃となっている。本当ならまた夏日が加算されることになる。Microsoftのウィジェットが示す過去最高気温は去年の24℃である。ここ数年で記録を更新し続けているのなら、やはり温暖化が急速に進行しているのかもしれない。平均気温は19℃らしい。

 文化の日が夏日ならば夏とはいったい何だろう。もちろん最低気温の方を考えればやはり夏ではない。昼間は半そでが欲しく、夜は上着が欲しい。そういう日格差が大きな季節を秋と言えるのだろうか。人間が築き上げた豊かな文化が結果的に環境を大きく害しているとするならば、文化の在り方を考えなくてはなるまい。

 カルチャーは農耕に由来する言葉と聞く。自然なしには文化は起こりえない。

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秋冷

 最低気温の方に関心が出ている。今朝などは12℃の予報で実際にもそれに近いところまで下がった。今後も10℃台の前半で推移するようだ。かなりの肌寒さを感じる。

 さかんに鳴いていた虫たちも心なしか力弱くなっている。もう10月も前半が終わる。秋は夏に削られて身を細くしているのだ。気象庁によれば1898年から2019年の間に日本の観測点の平均気温は1.24℃上昇しているという。もっとも近藤純正東北大学名誉教授の研究では過去のデータには測量機器の精度の問題や、観測環境の変化による誤差が大きいため、いくつかの補正を加えたうえで0.77℃の上昇と結論している。数字にしてみればわずかだが、この小数点以下の違いでも気候の変動の影響は大変大きいのである。

 2015年の国連気候変動枠組条約締約国会議で決まったパリ議定書によれば、産業革命以来、2030年までの気温上昇を2℃以下、できれば1.5℃以下にする努力をするというものだった。算定の基準があいまいなので数値的な説得力があるかが議論されなくてはならない。昨年のニュースでは昨年の世界気象機関の発表では産業革命前からすでに1.15℃上昇しており、近年上昇率が加速しているという。果たして約束は果たせるのか。

 一日や一年の寒暖だけでは判断ができないのがこの問題の深さだ。今朝は肌寒いが温暖化が事実だとすればこれでは物足りないということになる。