タグ: 植物

ジャイアントコーン

 最近よく食べる酒のつまみにジャイアントコーンがある。トウモロコシの一種で粒が大きく食べ甲斐がある。それでいてカロリーはさほどではないらしい。腹持ちがいいので助かっている。

 このトウモロコシの変種はペルーの一部の山岳地域で栽培されている。他の地域では根づくことがないらしく、生産量は限られている。私が食べたのは油で揚げたものに塩などの調味料で味付けしたもので香ばしくあっさりとしている。

 この記事を書こうと思う前は、原産地のことはまったく関心がなかった。つくづく世界の各地といろいろなつながりがあることを思い知るのである。つまみの値段から考えて、恐らく原価は大変安いのだろう。ペルーがどんな国なのか、生産農家がどんな生活を送っているのか、全く分からない。私としては安価でおいしい食べ物を提供していただいていることに感謝するばかりだ。

路傍のスミレ

 アスファルトの僅かな隙間から鮮やかな紫の花をつけた草が固まっているのを見つけた。スミレであった。なかなか可憐な姿をしているのに、たくましい生命力である。

 スミレと呼ばれる草花はいくつもあって、パンジーもその仲間だというが、いわゆるスミレは東アジアにだけ分布するのだという。万葉集の山上憶良の歌にスミレを歌ったものがある。それにはスミレを摘みに来たとあり、採取されるべき植物であることが分かる。スミレの種の中には食用とされるものがあり、ネット上に調理法がいくらでも見つかる。憶良の歌にも食用説が古くからある。

 スミレはその他の文学の素材としてもしばしば取り上げられ、その多くは魅力的な存在として扱われている。だから、アスファルトの隙間に咲くものを見つけると何か場違いで意外な気持ちになるのだろう。ただ、他の雑草と違って容易に摘み取られない傾向にあるようだ。

花のリレー

街路樹のハナミズキが芽を出している。花に見える萼もでてきている。ほかの花とは咲くというイメージが異なるようだ。桜が散り急ぐ頃に花のリレーが行われている。ツツジもそれに続くはずだ。

花見の役割

 京都の今宮神社で行われるやすらい祭を見に行ったのは学生の頃だからはるか昔だ。民俗学で重要な祭礼の一つとされ、花鎮めの古例が残存したものと考えられている。桜花爛漫の頃は疫病の流行も多かったようで疫神を鎮撫するのが源流だったようだ。

 人によってはこの祭礼が形を変えて花見になったのだという。桜花の下での乱痴気騒ぎは最近あまり見られなくなったが、これが人が楽しむためのものではなく、神への供饌もしくは神人共食から変化したとすれば、花見で飲み過ぎて犯した過去の失態も少しは言い訳できるかもしれない。

 無意味な花見は止めた方がいいが、花見をする余裕を失っている現状は他の意味で残念だ。ゆとりのある生活を取り戻さなくてはならない。

桜咲き始める

桜が咲き始めた。こうなると次々に咲いてあっと言う間に満開になる。桜の時期はいつも忙しいので、落ち着いて味わうことが難しいが、この齢になるとそれも何とかできるようになる。

 いわゆる桜の名所より、何気なく見つけた町の中の木の方が感動する。ただ桜は思うより手がかかる。以前、借家の庭にあった桜は手入れをしなかったために、虫が湧いて大変だったことがある。

 花の咲くまでにいろいろなストーリーがあったことを想像するべきなのだろう。

桜咲き始める

 桜が咲き始めた。こうなると次々に咲いてあっと言う間に満開になる。桜の時期はいつも忙しいので、落ち着いて味わうことが難しいが、この齢になるとそれも何とかできるようになる。

 いわゆる桜の名所より、何気なく見つけた町の中の木の方が感動する。ただ桜は思うより手がかかる。以前、借家の庭にあった桜は手入れをしなかったために、虫が湧いて大変だったことがある。

 花の咲くまでにいろいろなストーリーがあったことを想像するべきなのだろう。

https://jpn01.safelinks.protection.outlook.com/?url=https%3A%2F%2Fr.rakuten.co.jp%2FeCd9eY7rX2Wmc713MieLQfdz%3Fmpe%3D1925942&data=05%7C02%7C%7Ce086f3dedda34cabf00108dd6dc4feea%7C84df9e7fe9f640afb435aaaaaaaaaaaa%7C1%7C0%7C638787415039870757%7CUnknown%7CTWFpbGZsb3d8eyJFbXB0eU1hcGkiOnRydWUsIlYiOiIwLjAuMDAwMCIsIlAiOiJXaW4zMiIsIkFOIjoiTWFpbCIsIldUIjoyfQ%3D%3D%7C0%7C%7C%7C&sdata=LBflTvonSCZz5o0E68Yql8LQXfc8J%2F%2BbnUFcy3%2FjVt0%3D&reserved=0

 先日、近隣の公園に梅の花を見に行った。降雪より前だったので穏やかな陽気だった。観梅客もそこそこ多く、いい雰囲気だった。鶯ではなく、メジロが飛来すると伝統的な風物が揃った。ウグイスよりもウグイス色なのはメジロなのだから。

 降り積もった雪の花を見たかった気もする。夜晴れて月でも出れば雪月花の完成だが、そんな役満は滅多にない。

庭の金柑

 実家の小さな庭に今年も金柑がなっている。つき始めると次々に結実していく。少し摘んで口にすると甘く、優しい香りが広がる。寒い中で冬の日差しを集めて形になったと思うと、とても愛おしい。

金柑

寒き陽を集めてなれる金柑や人なきやどを忘るることなき

椿と山茶花

Photo by Keijiro Takahashi on Pexels.com

 冬の花として椿と山茶花は寒風に負けず鮮やかな花を見せてくれる。両者は一見似ているが、山茶花が10月ごろから咲き始めるのに対して、椿は12月ごろからで花期が違う。ただ12月以降は品種によっては重なって咲く。
 葉の大きさが大きく、つやがあるのが椿であり、小さ目で細かな毛があるのが山茶花であるが、決定的に違うのが花の咲き方と散り方で、椿の花はカップ状に咲くが、山茶花は平たく開ききる。また、椿が花ごとぽとりと落ちるのに対して、山茶花は花弁がばらばらになって散る。これが最も分かりやすいようだ。
 山茶花は日本固有種ともいわれており、学名もCamellia sasanquaと日本語がそのまま採用されている。ちなみに椿はCamellia japonicaだが朝鮮半島や台湾にも分布するらしい。ヨーロッパに紹介したGeorg Joseph Kamel(ゲオルグ ジョセフ カメル)という宣教師兼植物学者の名前を冠してこのような名前になったようだ。日本の花として紹介されたということになる。
 園芸種としても珍重され、さまざまな品種改良がなされている。なかには椿と山茶花を交配したものもあり、それは両方の性質をもつものもあって既述した区分で分けられないこともあるという。
 ついでにいえば茶の原料となるチャノキもツバキ科であり、Camellia sinensisという学名だ。sinensisは「中国の」という意味らしい。椿と山茶花と茶の木が実は近縁種であったとは。身近にも知らないことは多いものだ。 

冷え込み始まる

 昨日の異常な高温が過ぎて今朝は寒さを覚える。これから低温傾向が続き明後日は最高気温が10℃という予報もある。冬の始まりを感じさせる。

 秋らしい陽気が少なかったせいなのか紅葉がいまひとつな気がする。色づく前に褐色となり、落葉を始めている。戻ってきた木枯しでそれが一気に進むのだろう。

 寒さへの耐性は身体で獲得する。ただ寒くなるという覚悟があればその補助にはなるのかもしれない。不意打ちよりは何とかなりそうだ。