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冷菓の思い出

 子どもの頃、突然ブームが起きてその後忘れてしまったということがいくつもある。熱しやすく冷めやすい。それは若さの特権でもある。冷めるといえば、その一つに冷菓づくりがある。

 冷蔵庫で作る氷を家庭用の削氷器を使ってかき氷を作ることは我が家ではかなり前からやっていた。シロップも普通に売っていたから、ヒット商品だったのだろう。そのときの記憶からかき氷は安価なデザートという先入観ができてしまい、最近の売っているかき氷の価格には驚く。素材も製法も家庭で作ったものとはまったく異なるのは分かっているのだが。

 ゼリー、シャーベット、ババロアなどは簡単に作れる素が売っていて、それでよく作った。今よりも冷蔵庫が小さく、性能も低かったせいだろうが、親は子どもが勝手に扉を開けるのを嫌った。すぐに閉めるよう厳しく言われたことも覚えている。

 ほぼ火を使わずにできるこうした夏のデザートは子どもにとっては自分でできる料理だった。さまざまな失敗と、試行錯誤の中で食べ物を作ることの楽しさと難しさを知った気がする。今でもそんな子どもはいるのだろうか。

ジャイアントコーン

 最近よく食べる酒のつまみにジャイアントコーンがある。トウモロコシの一種で粒が大きく食べ甲斐がある。それでいてカロリーはさほどではないらしい。腹持ちがいいので助かっている。

 このトウモロコシの変種はペルーの一部の山岳地域で栽培されている。他の地域では根づくことがないらしく、生産量は限られている。私が食べたのは油で揚げたものに塩などの調味料で味付けしたもので香ばしくあっさりとしている。

 この記事を書こうと思う前は、原産地のことはまったく関心がなかった。つくづく世界の各地といろいろなつながりがあることを思い知るのである。つまみの値段から考えて、恐らく原価は大変安いのだろう。ペルーがどんな国なのか、生産農家がどんな生活を送っているのか、全く分からない。私としては安価でおいしい食べ物を提供していただいていることに感謝するばかりだ。