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こぶし

 実家の近くの街路樹のこぶしが見頃であった。

こぶし

 春の花として有名だが、まず花だけ咲くので白が際立つ。足元にはもうとうが立ってしまった多くの土筆が並んでいた。季節の息吹を感じることは大切だと再認識した。

 今年の桜は開花がここ数年と比べると遅かった。その分、ここに来て一気に咲いたために美しさが増している。咲き方にもいろいろある。

 このあとは桜吹雪の季節になる。これもまたそれぞれだ。散り際に注目する美意識は引継がれていると思う。どう次の季節に繋いでいくのか。今年も桜に学ぶことにする。

黄砂に霞む

 昨日ベイブリッジを走ったとき、横浜の街は黄砂に霞んでいた。風景全体にフィルターがかかったようだった。恐らく私の身体にも黄砂の粉が付着し、一部は体内に取り込まれたはずだ。

 そのせいだろうか。今日はアレルギー鼻炎の症状が酷い。フェキソフェナジンも点鼻薬も効かない。くしゃみと鼻水の処理とで精一杯である。ここまでの苦戦は久し振りだ。

 スギ花粉と黄砂のミックスがよろしくないのだろう。耐性がないことを痛感した私としては、負けても被害は最小限にしたい。もし勝つことができるならば。

雨のち黄砂

 冷たい雨が降る一日だった。恐らく少し前の陽気から考えるとこれでもかなりの暖かく感じるはずだ。体感は相対的なものである。一度温かさに慣れてしまうと少しでも寒さに耐えられなくなる。

 ただ、予報によるとこの雨が止んだあとに黄砂がやってくるという。あるときは空が霞むほどの黄砂が飛来したが今年はどうなのだろう。砂漠の砂が遥かに到達するのだという。砂上に臥すとも笑うなかれのあの西域の砂である。月並みだが、地球は地続きということを痛感する。

 季節が大きく変わるときに私は人生の次のステップに踏み出しつつある。もう言い訳はしない。今ある状況の中でやるべきことをするだけだ。

カラスの番

 まだ寒い日が続くがそれでも確実に季節は進行している。先日は桜のことを書いたが、動物も季節の移ろいを感じさせてくれる。メジロが盛んに飛んでくるようになったし、これまであまり聞こえなかった鳥のさえずりに木々を見上げることが増えた。そして身近な鳥としてカラスの行動がある。

 カラスは一年中いる鳥だが、この頃は番(つがい)で行動していることが多い。食べ物以外のものを加えて飛び去るのは巣材の収集であろう。調べてみるとカラスは一夫一妻制であり、その絆は深いのだという。2羽で並んで飛んでいるのはおそらく夫婦なのだろう。どちらが夫でどちらが婦なのかは分からないが。

 カラスは死肉をついばむ食性があり、不気味な印象が強い。また、都市部ではゴミ集積場を荒らす厄介な害鳥にもなる。鳥類にしては知能が発達しており、ある程度の記憶も可能で、また鳴き声によってコミュニケーションをとることもあるという。こうした性質が複合すると、不気味で侮れないというマイナスの印象が高まる。しかし、一方では神の使いとして神聖な動物として捉えられることもある。聖俗の間を大きく振れる存在なのはこの鳥の特徴である。それだけ人間の生活に密接に関係しているのかもしれない。

 カラスにとってみればひたすら生きるために行動しているのに過ぎない。「カラスの勝手でしょ」とさえ思っていない。ただそれを見ている人間がこの鳥にさまざまな意味を見出し、毀誉褒貶を与えているのに過ぎないのだ。

別れの季節

 年度末が3月である日本は今が別れの季節でもある。私のような仕事をしていると実は周期的な繰り返しに過ぎないのだが、それでも端境の時期には独特の感情が起きる。

 小さな変化を区切りとして考えるのは、時間の区切りに意味をもたせることで特別な価値をもたらす一つの知恵である。ただ過ぎていくだけの時間に節目をつけ、目に見える区切りを設ける。それによって自分の現在地を確かめようとするのである。

 別れの季節は自分の新しい可能性を見出す機会でもある。親しい友人との別れは辛いが新しい自分を引き出してくれる人との出会いもある季節なのである。

 

桜開花予想

 実家の最寄り駅前の桜が咲いていた。早咲きの品種である。東京のソメイヨシノの開花は気象関係機関や企業の予報では3月20日〜24日ごろであり、あと数日後のことである。

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 桜が咲くには気温と日照時間のみならず、冬季の寒さも必要らしい。気温の変化によって休眠期間がおわり、開花が促されるそうだ。今年のように暖冬傾向が長々と続くとこの切り替えが顕著ではなく、開花が遅れることになるのだという。

 とはいえ、大方の開花予想日は平年よりは早く、満開になるのも28日ごろらしい。東京の標準木は靖国神社境内にある。都心の気温は高めで、周囲に比べて早く花期が経過する。それにしても入学式のころには散り急ぐ花を見ることになるのだろう。

 かつては農業の指針であり、伝統的な美意識の対象ともなったこの花は、現代では人間の生活に翻弄され生態を変えつつある。いつまでも桜花爛漫を寿ぐ文化が続いてほしいと願う。

卒業ソング

 3月9日というとこの名を持つ卒業ソングがある。2004年発売のレミオロメンの曲である。20年経った現在でも人気があるらしい。皆さんにとっては卒業の歌と言ったら何だろう。

 私はこの歌の世代よりはかなり上なのだが、素直な歌でありロックというよりフォーク調のこの歌は好きである。わかりやすいメロディであるがボーカルは自由な展開で同じように歌うのは意外に難しい。

 「学生時代」とか「青春時代」とか「卒業写真」といった懐かしい歌もなぜか覚えている。森山直太朗の「さくら」やRADWINPSの「正解」なども好きな卒業ソングだ。人生の節目を歌にすることで様々な思いが託されるのがいいのだろう。

 今年は何を歌おうか。

名残雪

 結局も積雪はわずかで露面は白く覆われたが、道路には雪はない。一安心である。この地域では名残雪となるのだろうか。4月に降雪があった記憶もあるからまだわからないが、最後と思うと惜しい気持ちになる。

 こういうふうに書くと私の世代はギターのアルペジオの前奏が聞こえてくるはずだ。懐かしい思い出とともに。

再び積雪か

 明日、関東地方平野部でも積雪の予報が出ている。数cmだというが、備えのない地域にとっては重大な問題だ。恐らくそれほど大変なことにはならないと考えるがこればかりはどうなるか分からない。

 かなり靴が傷んでいることに気づいた。日常的に使うものは意識しないと劣化にも気づかない。明日は無理だが、そろそろ買い替えの時期がきたと考えておくことにする。雪道を歩くのは少し危ないと思いつつ。