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ビニール傘

 日本には天候が変わりやすい季節があり、特に突然の雨で足止めを食うことがしばしばある。そこで安価なビニール傘が500円程度で売られており、そこそこの強度もあってよく使われる。しかし、強風などで折れたり曲がったりすることも多く、使えなくなってしまうこともある。それを路傍に捨てて帰る不届きものもいる。ゴミの不法投棄には自主規制をする気質の日本人だが、物によってはこの箍(たが)が外れることがある。迷惑だし、何よりも環境問題対策に逆行している。

 ただ、壊れた傘の行き先は不燃物としてのごみというしかない。何かに再利用できるといいのだが、思いつかない。ネットで検索すると傘のビニールの部分を上手に組み合わせてバッグを作る例が紹介されている。それを専業としている企業もあり、製品を見るともともと傘であったことが分からないほどのデザインのいいものになっている。作り方を紹介しているサイトもあるが、少々敷居が高い。ただ捨てるだけではないという可能性を示してくれているのはいい。

 傘の骨の部分は特に処理に困るが、ある人はうまく組み合わせて園芸用品にしたり、インテリアにしている人もいるようだがこれもかなり技能を要する。しかも一つあれば事足りるものばかりで、大量に廃棄されるものを処理するには向かない。

 使い捨て傘という概念をまずなくすことが必要だ。そして強度を強くすることと、逆に部品を分解しやすくするという矛盾する二つの問題を解決する必要があるように思う。再利用の方法をもっと周知させることも大切だ。身近な環境問題としてエコバッグよりも大事なものの一つがビニール傘の行く末に責任を持つことであろう。

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融合する力

 新しいものを作り出すことは容易ではありません。無から有を生み出すことを目指すよりは今あるものを組み合わせたり、取り合わせたりすることの方が結果的に新境地に達する可能性を高めます。

 もともと日本という国は地勢上、新発見や発明をするには不利なので、外来のものを自分流に組み直すことをしてきました。物資が限られている中で最大限の効果を発揮できるアレンジをして凌いできたのです。

 私たちはそのことを思い出す必要があります。外来のものをそのまま受け入れるだけではなく和風化するたくましさを取り戻すべきです。現在、世界的評価を受けているものの大半はこの日本アレンジの産物です。文化を融合させる能力を再評価すべきだと考えるのです。

マイバッグ

 レジ袋が有料化になって、いわゆるマイバッグを使うことが多くなりました。環境問題には幾分かの貢献をするようなのですが、問題もあるようです。

 マイバッグは何度も使うことを前提とするために、汚れもつきやすく、ウイルス感染の懸念もあって利用を制限する国や地域も出ています。過剰反応もありますが、マイバッグが細菌の温床になってしまうことはあり得ます。使用後にアルコール消毒するか曝涼する必要があります。

 生活のルーティンに加えなくてはならないことが増えると定着するまでは大変です。なにか印象的な方法で繰り返すしかありません。

Jリーグ再開

 昨日、日本のプロサッカーリーグの2部3部のJ2、J3が再開しました。無観客試合という変則的な方法ですがとにかく始められたことは大きな前進といえます。

 スポーツ興行の再開は経済効果的は小さくても、社会に与える影響力は大きなものがあります。彼らが試合ができることが、精神的な勇気をあたえるほか、集客を前提とした産業全体に希望を与えると思うのです。客を集めなくては始められない商売のウィズコロナ時代でのあり方を具体的に考える契機を与えてくれるはずです。

 野球やサッカーなどの屋外でできるイベントの次はホールなどの密閉空間でのあり方を考えなくてはなりません。リモートではなくリアルな興行をどうやって成立させるのか、知恵が必要になります。