最近、日本代表のスポーツ大会での成績が向上している。サッカーのワールドカップはブラジルに阻まれたかが途中までリードすることなど、かつてはあり得なかったことだ。バレーボール男子はネーションズカップで快進撃を続けている。身体能力が如実に出る競技では日本人の体格は不利と言われていたのだが。
フィギュアスケートでは常に上位に何名もの選手を送り、さらに後継の若い選手も次々に現れている。これには国家的な選手育成策が生きているとの指摘もある。さらにその下支えとして学校のクラブ活動の存在を指摘する人もいる。高校野球などを考えれば底辺の底上げができているのが我が国のスポーツ事情と言える。
このスポーツにおける成功事例を他分野でも考えるべきだ。何かに真剣に取り組み、成果をあげつつある人への支援体制を考えていくべきだろう。今の日本ではその中心は大企業の社会還元活動に頼らざるを得ない。企業イメージが上昇するなら投資した以上の効果も期待できる。国や自治体は主導できるものとそうでないものを精査しなくてはならない。でも〇〇市発明の新技術とか新制度なるものができればおそらく投資以上の効果があるはずだ。
スポーツのように勝敗がはっきりとし、そのためにどの程度の資金を傾ければいいのかが分かりやすければいい。現実社会ではそうもいかない良かれと思ったことが悪い結果に繋がり、さりげない活動が全体の福祉に結びついたりする。現実とはそういうものらしい。
そういうものにどれだけ投資できるか。未来のために今どれだけ損失を認めうるのか。スポーツの世界で得た教訓をぜひ実世界でも生かしてほしいと考える。