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ワルナスビ

ワルナスビ

 近々の公園を散歩していたら、茄子のような紫色の花と葉をもった植物が群生しているのを見つけた。よく見ると白い花もある。花自体はそれなりに美しい。実はかなり前からこの植物のことが気になっていた。どうして茄子がこんなにもたくさん植えてあるのだろうかと。こぼれ咲きにしては多すぎる。

 そこで例のGoogleレンズで検索をかけたところこれがワルナスビということを知った。北米原産の外来種で全国各地に分布しているのだという。ワルナスビは悪茄子という意味である。その悪とはこの植物に含まれる毒性のことを意味している。葉も実も食用にならないどころか中毒死の可能性すらあるという。ジャガイモの芽にも含まれるソラニンという物質がそれを引き起こすらしい。プチトマトにも似た実をつけるが口にしてはならない。

 さらに悪であることに、ナス科の植物であるためこれがはびこると本当のナスやジャガイモなどに連作障害をもたらすという。またニジュウヤホシテントウなどの害虫を呼び寄せることも問題になる。この意味でも食えない植物なのだ。4、5年前から私はこの植物を認知してたものの、実はもっと昔からあった。1906年に牧野富太郎が発見して命名していたという。20世紀の終わりごろには問題化されており、すでに積年の悩みであったということになる。鍬や耕運機ですきこんでも分断した根からまた発芽するというたくましさもこの植物の厄介なところだ。農薬なども効きにくく、根まで影響力のある除草剤をまく必要があるそうだ。

 身近な雑草にもさまさざまな物語があり、それがまたいろいろな影響を他に及ぼしている。ワルナスビの名を知ってしまった以上、この花を見かけると気になって仕方がないことになる。

ひとりサマータイム

 信じがたいほどの暑い日が続いている。きょうももしからしたら猛暑日となりそうだ。スマホに表示される気温は朝5時というのに27℃ある。

 そこでサマータイムを個人的に導入することにした。1時間早く始動し、1時間早く寝る。この頃は4時になるともう明るいし、気温も高い。それでも昼間の猛暑に比べるとまだマシだ。寝苦しさもある。そこで早く起きて外に出ることにした。

 鉄道は5時台にならないと動かない。そこで、始発電車に間に合うように出て、終夜営業のカフェでモーニングを頼んで読書する。後は職場があくまで待つのだ。これで学習時間が確保できる。意外にいいアイディアではないか。しばらくはこうした毎日になりそうだ。

梅雨明けの可能性も

 連日暑い日が続いている。雲の多い蒸し暑い天候は身体にこたえる。天気予報によれば来週は猛暑日になる可能性もあり、場合によっては梅雨明けになる可能性もあるらしい。

梅雨末期は大雨に警戒

 梅雨末期の大雨はこの時期にもっとも警戒しなくてはならないものである。過去も多くの被害をもたらしている。7月中旬が多かったと思うが、このところ前倒しになっている。いま西日本を中心に豪雨の地域があるらしい。これが、次第に東に及ぶ。

 周囲の人たちの体調が軒並み落ちている。中にはひどい咳をする人もいいる。コロナウイルスかその変形かもしれない。数年前と違って大騒ぎしないだけで、感染が広がっている可能性は大きい。でも、やや強めのインフルエンザといった感じなのでこれは通り過ぎるのをまたなくてはなるまい。

 天候の不順はいろいろな不都合をもたらす。それをいかにやり過ごすのかが肝要である。

七夕の願い

 新暦の七夕である。梅雨の只中で天の川の邂逅は目撃できないはずだが、今年は異常気象もあつて可能かもしれない。日本ではこの日、短冊をつけた笹を飾る。その短冊に願い事を書くのが習慣になっている。

 日本の七夕行事は恐らく根が深い別系統の棚機つ女伝説や、本来夏越の祓に関係する禊や祓えの行事が集約されているものと思われる。短冊に願いを書くことは江戸時代以降らしい。

 願い事は元来、文字の上達など、学業や芸事の向上が願われていたらしい。だから、金持ちになれますようにとか、推しの誰々に会えるようにとかたのまれたとしても天帝は処理に困るだけだ。

 私は「いつまでも自分の頭で考えられますように」という願いを見えない短冊に書いて飾ることにする。もちろん認知症が発症することを少しでも遅らせたいということもある。それよりも何でも機械任せにして考えなくなっていることへの自戒を込めてこの願い事を掲げよう。

 叶えてくれるだろうか。

ノカンゾウ

 百合に似たオレンジの花が固まって咲いていた。ノカンゾウの名は以前調べたことがあったので知っていた。鮮やかな色の割には地味な花だ。

 この花には別名がある。忘れ草という。嫌なことをはやく忘れたいときにこの花を身に着けたらしい。

忘れ草 垣も繁みに植えたれど 醜の醜草 なお恋にけり

 万葉集のこの歌がノカンゾウのことだとしたら、その時代から園芸の対象になっていたことが分かる。忘れたくても忘れられない恋心への対策には役不足だということになる。

 この植物は薬効があることも古くから知られていた。貧血や不眠症などに効果があるらしい。この手の苦しみを忘れることはできるようだ。

 私もこの花を植えてみたい気がする。忘れたいのは恋心ではないが。

不安定な空

 今朝の空は見るからに不安定な感じがする。複雑な雲が徐々に広がりつつあるが、それがない空域は真夏の太陽が強烈な陽射しを浴びせている。まるで空と地面の温度差を促進しているかのようだ。

 先日の台風とリンクした線状降水帯は各地に被害をもたらした。その周辺部にいた私は横から吹き付ける雨で来ているものがクリーニング送りになったのだった。専門家によると今夏は未曾有の気象が見られるかもしれないという。本来冷夏になりやすいエルニーニョが起きているのに、東海域の水温も高く、あちらこちらで強力な台風や低気圧が発生する可能性があるというのだ。

 異常気象という言葉が陳腐になり、気候変動という次の段階に入っているともいわれる。ならば、私たちの生活の方も対応しなければなるまい。高温、多雨、暴風に対応した暮らし方を考えよう。

高温多湿

 今日も高温多湿の五月晴れとなりそうだ。朝からかなり気温が高く、夜も寝苦しかった。暑いと体力の消耗も大きい。かすかな疲労感を覚えている。

 昨年もそうだったがここ数年、6月の気温が高い。梅雨の戻りを挟んで真夏が2回あるようなものである。長期予想では気温は平年より高くなる傾向にあるという。

 天候に対する抵抗力を落とさないように適度な負荷をかけつつも無理をしないようにしていこう。そして給水は大切だ。過去に犯した失敗を思い出して繰り返さないようにしたい。

梅雨曇

 このところ梅雨らしい天候が続いている、傘をさすかどうするか判断に迷うほどの雨が続き、時々本降りになる。本来年間でもっとも高く登る太陽が雲に隠されて見えない。梅雨曇は紫陽花などのこの季節の花を際立たせるにはよい。ただ、周囲に体調を崩している人も多く、何事も適度にあってほしいと思う。

ムクドリ

 ムクドリは留鳥でいつでも見ることができるが先日、公園で群棲しているのを見て改めて存在を確認した。嘴と足だけがオレンジ色でその他は地味な色をしているので分かりやすい。

 この鳥は数羽でいるときは愛らしいのだが、どういう訳か群れやすく、ときには数万の群れになるという。鳴き声はあまり良くないので、それが群れるとうるさくて仕方ない。むくつけし鳥の略称がムクドリになったという語源説もあながち否定はできない。都会の場合、駅近くの街路樹が集会場になることが多く、騒音に糞害で嫌われ者になっている。

 いまは繁殖期らしいが秋になると親子揃って仲間たちと行動を共にする。それはこの鳥たちの生き抜くために獲得したやり方なのだろう。近くの駅ではこの対策として猛禽類のような形の模型を電柱の上に取り付け、カラスの鳴き声を音声で流したり、明るめの照明を街路樹に当てるなどしている。あまり効果は出ていないようだ。

 ムクドリにしてみれば人間の方こそ群れて一日中騒がしい。他種の棲家を奪って我が物顔でいると考えているに違いない。