意外な結末

 愛用している腕時計はスマホのアプリを通して時刻合わせをする。太陽電池なので電池交換もいらず、重宝して「いた」。ここにきて意外な展開が訪れている。時計本体には何の問題もないのだが、アプリの方が最近のスマホのOSに対応することを放棄してしまったのだ。

 対応するアプリをインストールしようとしても上手くいかない。起動しないのである。すでに数秒の狂いが出ている。クオーツの時計を使っていた頃は秒単位の差は無視していた。というより違うのが当たり前だった。ところがいわゆるスマートウォッチを使い始めてからは、まさに秒針と時報とが一致するのが当たり前になり、数秒の狂いが許せなくなっている。

 時計本体が故障したならまだ諦めがつくが、このような始末になるとは予想がつかなかった。メーカーにはせめて時刻合わせだけでもサポートしてもらいたいと言いたい。スマホもコンピューターも定期的に買い替えることが求められている中で、時計と万年筆は長く使い続けたいと考えているのだが、どうもそんなには甘くない。「スマート」であることを諦めて別の意味で賢い判断をして昔の時計に戻ろうかと考えている。

 

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