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意外な結末

 愛用している腕時計はスマホのアプリを通して時刻合わせをする。太陽電池なので電池交換もいらず、重宝して「いた」。ここにきて意外な展開が訪れている。時計本体には何の問題もないのだが、アプリの方が最近のスマホのOSに対応することを放棄してしまったのだ。

 対応するアプリをインストールしようとしても上手くいかない。起動しないのである。すでに数秒の狂いが出ている。クオーツの時計を使っていた頃は秒単位の差は無視していた。というより違うのが当たり前だった。ところがいわゆるスマートウォッチを使い始めてからは、まさに秒針と時報とが一致するのが当たり前になり、数秒の狂いが許せなくなっている。

 時計本体が故障したならまだ諦めがつくが、このような始末になるとは予想がつかなかった。メーカーにはせめて時刻合わせだけでもサポートしてもらいたいと言いたい。スマホもコンピューターも定期的に買い替えることが求められている中で、時計と万年筆は長く使い続けたいと考えているのだが、どうもそんなには甘くない。「スマート」であることを諦めて別の意味で賢い判断をして昔の時計に戻ろうかと考えている。

 

受光時間

 毎日つけている腕時計は太陽電池で駆動している。この季節は袖の下に隠れることが多く、充電状態がよくない日が続いている。僅かな受光時間で動き続ける性能に感謝している。

 ここ数日は高めの気温で推移する予報だが、それでもコートを着ずに出かけるのには難しい。枯れがれになっている時計にエールを送りながら自分も何とかしなくてはと考えたりもしている。

 2月も半ば、いろいろなことが終わり、始まろうとしている。

太陽の力

 ソーラー電波時計の一つが止まってしまっていた。もう一つのソーラー時計に浮気をしている間に電力を消費してしまったらしい。私の本当の書斎(ということにしている部屋)は北向きで極めて日当たりがよくない。だから陽光にあたることなく電池が消耗してしまったのだ。

 もうだめかとも思ったがしばらく日に当てること数日、無事に復帰した。しかも電波を受信して秒単位でのほぼ正確な時計に復活したのである。太陽の力は偉大だ。また、安物時計などと侮ってはならなかった。再び私の仕事用の時計として使うことにしよう。冬場になるとコートを着る関係で腕時計がその下に隠れてしまい。腕時計が自然露光する機会が減る。だから、意識的に太陽にさらすようにしなければならないのだ。

 この種の時計は私が何よりも愛用するものである。自動巻きももちろん魅力的だが、陽光だけで動き続ける仕組みは魅力的ではないか。

アナログスマートウォッチ

 私が使っているスマートウオッチはAppleでもGoogleでもない。CITIZEN時計なのだ。しかも充電の必要がないソーラー式だ。Eco-Drive Riiverという変な名前だ。

 この時計はいわゆるスマートウォッチの部類に入るが、アップルウォッチのように多機能ではない。できるのはスマートフォンと連携して秒単位の時計合わせや、位置情報の記録、万歩計、さらには自分で作ったプログラムを3種登録できる。

 2019年ごろに発売され、当時は話題になったが今はほとんど顧みられない。それはスマートという割にはできることが限られているからだ。今のスマートウォッチがほぼカバーしているバイタル情報の記録や、決済機能などはない。メール着信をリアルタイムで知らせる機能もない。その意味ではあまりスマートではない。

 ただ、すべての情報を3つの針と補助針の4つで済ませようとするアナログ感や短針と言いながら、長針と同じ長さであるという不思議さや、機能ボタンを押すと一斉に4つの針が動き出す機械としての動きなどが面白い。おそらく多くの人には使いにくさしか感じられないだろう。私のようなアナログ人間にはこの一生懸命針が動く姿が面白く愛おしく感じるのだ。

 何よりもいいのはエコドライブで充電が要らないことだろう。これはかなり助かる。一方でスマートフォンと連携するとBluetoothで常時接続することになり、スマホの方で結構電池消耗がある。といっても私のスマホの場合は一日一回の充電で乗り切れる。もともと毎日、充電しているので特に困ってはいない。

 このスマートウォッチの設計がいかにも日本的なのが気に入っている。一生懸命デジタルの技術を追求しましたが、結局表現はアナログですという中途半端さも魅力だ。まだ売っているのだろうか。私はお勧めしたい。ただし機械好きの人でないと喜ばないかもしれない。

ベルト交換

 最近覚えたことに腕時計のベルトを交換する方法があります。難易度があるのですが、交換可能なベルトが意外に多いことが分かりました。

 多くの時計はバネ棒というバネが内蔵されている心棒を用具を使って外すことでベルトが取れるようになっています。革ベルトなどはほとんどがこれだけで留まっているので要領を覚えたなら誰でもすぐに付け替えができます。

 メタルベルトは少し堅いものの要領は同じで器具さえあれば自分でもできるものがあります。ベルトが壊れて使えなくなっている時計を復活させることができるのは嬉しいことです。

 実はやってみればできるということは他にもありそうです。ものによっては自分でやった方がいいものがある。それを発見する楽しみが増えました。