少し考えれば文章が降りてくるといったことは数年前まではあった。完成度を問わなければ、それこそが私の目指していたことであり、ブログを書き続けてきたのは、このスキルを維持することが主目的なのだった。
ところがここ数年はどんなに考えても一向に話が浮かばない。いたずらに時間が過ぎ、やがては眠くなってしまう体たらくである。恐らくこれは脳の体力、それを脳力というならばそれが低下していることを示すものと思われる。脳が生み出す不安や憎しみも含めて低減されるので、平穏に近いものになるが、楽しいことも喜びも浮かび上がらない。だから文章も書けない。
最近気づいたのだが、ゼロから一には進めないが、どんなことでも書いてみるとそれに繋がる何かは書ける。無駄な前置きになるかもしれないがとにかく書き始めると、次の段落が思い浮かぶことが多いということだ。恐らく私の頭は文脈を作ってその上を流れる力はまだ残しているのかもしれない。
そういえば最近の文章は首尾一貫という観点では傷が多い。考えながら文章を書き、ろくに推敲せずに時間切れでアップしているのでそんなふうになりがちなのだ。
それでも続けていこうと考えている。文章を書くことによって、思考力を何とか保つこと。世の中のさまざまな雑念に対して正気を保つことの手段として駄文を積み重ねていこうと考えている。
