カテゴリー: エッセイ

読書感想文のあり方

 以前も書いたことがあるが、読書感想文を書かせることは大事だと思う。ただ、それは書評ではないことを踏まえるべきだ。

 生徒の書く読書感想文を読むと、相当な割合であらすじや本の紹介が含まれている。中にはそれが大半であり、これならば他人のレビューを引用したり、人工知能に書かせたりでできてしまう。極端なことをいえば、まったく読まなくても書けてしまうものである。

 でも、それを自分の感じたこと考えたことだけを書くとしたらどうだろう。本文の設定やストーリー展開に縛られることなく、自分を語ることを中心にするのだ。読書は自分を語るためのきっかけであり、触媒のようなものである。

 ならば読書感想文は自分を見つめ直す大きなきっかけとなる。特に若い世代でこれをすることは意味がありそうだ。

立憲民主党の今後

 立憲民主党の一人負けが際立った選挙になった。ポピュリズム政党が議員数を獲得したのはひとえに立民の失策によるものだ。

 立憲民主党は野党第一党であり、政権経験者でありながら、存在感を示すことができず、中道左派という位置づけを払拭できなかった。政権交代を求めるならば振れ幅は少ない方がよい。革命のような過激な変化は国民の求めるものではない。そのことを理解しているのが立憲民主党であるはずなのになぜか失策ばかりである。

 民主党時代の政権を悪くいう人は多い。でも、既得権を持つものだけが勝ち続けるという図式を少しだけ壊したことは意味があった。昔の政党の有様から考えれば、民主党は十分に保守勢力であり、労組の支援を受けているといっても、十分に資本主義的な政策であった。何よりも政権交代可能な勢力があったことが幸福な選択肢をもたらしていた。

 ところが東日本大震災という不幸があり、政権交代の経験値の低さもあり、失策ばかりが強調されることになった。民主党が右派と左派で分裂したのも残念だ。自民党は派閥によっては別の政党といつていいほどの多様性を抱えているのに、野党はその微差が乗り越えられない。結果として長期政権が継続し、腐敗が表面化しても結局生き残ってしまう。淘汰が起きない政治が継続してしまうのである。

 政権交代ができないこの国のもたらす自浄作用のなさは問題がある。かといって基本政策が違いすぎる政党には任せられない。その選択肢を担う可能性があった政党が没落してしまったのは残念だ。

分かりやすく直感的に

 同時代人を決してけなすつもりはない。ただ、あまりに無効な行為を繰り返す行為をどこまでも続けられるだろう。ある有名人がこんなことは当たり前というと、それが自明のことのように考えられる。おかしいと思いながら、簡明さには勝てないでいる。

 ならば納得のできる分かりやすい説明がいつでも正義なのかといえば、決してそのようなことではない。分かりやすさと正しさは必ずしも関連しない。

与党圧勝

 大方の予想していた通り、衆院選は自民党の圧勝だった。政策よりも首相人気がそのまま結果につながった感がある。壮大なポピュリズム選挙となった。こうなれば、与党の良識を頼むしかない。自民党自体が他党連合のような組織でもあるので、党内での議論も期待したい。暴走することがないことを祈る。

少し積雪

 ほんの少しだけ積雪があった。近隣は大きな交通機関の障害はないようだが、遅れや行き先変更が起きているようだ。足元が悪いので気をつけなくてはならない。

 雪はさまざまななものをもたらすが事故だけは気をつけなくては。

東京も粉雪

 今朝は東京でも粉雪が舞っている。今のところ積もりそうもないがこのまま低温が続くとどうなるか分からない。関東は雪の備えがないので少しの積雪で様々な障害が出る。今日は運転する予定があるので積もらないことを祈るのみだ。

 ニュースによると雪国の積雪は深刻らしく、北陸ではさらに70㎝の積雪があるかもしれないという。融雪装置が効かなくなるまでにならないことを祈る。屋根雪の除雪で事故になる件も多く報じられている。少しだけ雪国暮らしを経験した私にとってはその恐ろしさは実感できるものである。

 子どものころは雪が降ると心躍った。福岡に住んでいたころ、記録的な寒波の影響で北九州でも積雪があり、従兄弟のおにいさんが作ってくれたにわかのそりで斜面を滑ったことをなぜか忘れずに覚えている。おそらく大人たちはいろいろ大変であったはずだが、そこには考えは及ばなかった。いまは雪が降るたびに面倒なことばかりを考えてしまう。当然といえばそうなのだが、純粋に天気の変化に感動する気持ちがかなり薄れていることを思うのである。

 何はともあれ、この雪で痛い思いをする人が出ないことを心から祈る。

入試シーズンに思う

 暦の上では春になったがまだかなり寒い日々が続く。日本ではこの月は大学入試のシーズンであり、受験生諸君は落ち着かない毎日を過ごしているのかもしれない。ただ、元受験生として言えることは今となっては健康第一だということだ。結果は後からついてくるし、合否に関わらず、進んだ道に未来があるということだろう。

 私は高校3年生のときにある意味根拠のない努力は報われる的な考えに乗れたので、何とかいつくかの合格をもらえたが、落ちたところもあった。もし、その不合格になった学校に進んでいたらと思うこともある。また、浪人して難関大学に挑戦しなかったことを悔やんだこともあった。でも、いわゆる地頭は見るべきものがない身にとっては、ひたすら今の環境の中で地道に積み重ねる日々を送るしかないのである。

 大学に進んでも上手くいかなかった人の例も知っている。要はそのときをいかに無難に過ごし、さらにその上を目指す精神を保てるのかということなのだろう。学歴をランク付けしたがる人は多い。ただ人生の尺度はそれだけではない。希望の大学に進むのは大切だが、それが叶わなくても自分を高める方法はあるのだ。

今日は高めの気温

 今日は気温が高めになり3月下旬並みになるとの予報も出ている。積雪のあった地域は融雪による被害の可能性が報じられている。屋根雪の落下など、十分にお気をつけいただきたい。

 関東のように乾燥した天気が続いている地域では、こういうときにかえって風邪をひきやすい。インフルエンザはいまだ流行している。さらに花粉症の季節にもなった。今日から対策薬を飲み始めようと思う。最初は軽い副作用があるが、次第に慣れていくというのが私のこの時期の繰り返しだ。

 このまま暖かくなっていくのでもないらしい。次の日曜はかなり冷え込むとか。振り回されるような天気変化に乗っていくしかあるまい。

蔵出し本

 近隣の書店でいわゆる在庫一掃セールがあった。と言っても再販価格が決まっている一般書店では安売りすることはない。それでもすでに流通が減っており、電子書籍になっていない本はそれなりの価値がある。私も文庫本を買ってみた。日本の古典文学である。

 教科書に載らないようなあまり有名でない作品なので、断片的にしか知らない内容が分かるのは嬉しい。注釈は最低限しかついていないが何とか読めるものである。

 学生の頃は絶版になった本を神田や早稲田の古書店街で半日探したものだ。いまはネットもあるし、デジタル化しているものもあるので、そんな苦労、いや楽しみはしなくてよくなりつつある。だが、時間と体力、気力はなくなっておりその意味でもそういう贅沢な時間の使い方はできそうもない。

 私の場合、本にいろいろ書き込んでしまうこともあるので大抵は最終使用者になる。長い間眠っていた書籍をせめて有益に使い尽くしたい。

三寒四温これから

 三寒四温とはよく言ったもので、これから4日間くらいは気温が高めでその後の3日は低温となる予報が出ている。季節の端境期ということだろう。いまのところ風邪をひいてはいないが油断できない。私は何でも流行遅れで風邪をひくのもピークを過ぎてからの方が多い。

 寒さにはある程度なら慣れることができる。ただ、日々の気温の変化には対応できないことが多い。体感は絶対的ではなく、相対的なものなのだ。もちろん生物的限界はあるが、その範囲の両端を除けば、われわれの感覚は直前の状況との比較で成立しているようである。

 三寒四温はこれからしばらく続く。変化に対応できる身体になるべきなのだろう。