ネパールの大洪水と土砂崩れは氷河の崩落が引き起こしたものだと言われている。これが温暖化の影響である可能性も高いとされているが、もしそうであるのなら、今後もそういうことが起きることになる。
地球温暖化が人為的要因によるものという一般的な考え方に従えば、この災害は人類すべてに責任がある。とりわけ大量のエネルギーを消費し続けているわが国を含めた国家は大きく関与していると言えるのだ。
いま何ができるのかといえば選択肢は限られている。被災地の救援や復興支援は可能だろう。災害が多発する日本にはできることが多い。また、それを通して学べることもあるに違いない。
肝心の氷河崩落への対策はといえば、温暖化の要因とされる二酸化炭素やメタンなどの放出を少なくする技術の発展に期待するしかないのだろうか。エネルギーの利用の工夫や、過剰な技術依存を再考せねばなるまい。人工知能を機能させるために莫大なエネルギーが費やされているらしい。これも考えものだ。世界中で起きている気候変動の諸現象は未来を考え直す最後の契機を与えてくれているのかも知れない。
