現状維持

 現状維持は消極的な目標と考えられてきた。日進月歩は当然のことで、上昇のない成果は失敗と考えられてきた。少なくとも私の世代の常識である。ただ、昨今の状況は違う。現状維持は立派な成果であり、称賛に値するものと考えられるものである。現今を取り巻く状況はかなり厳しい。その中で現状を維持できたのは幾多の努力と工夫の賜物なのだ。

 ダウンサイジングしていく日本の文化においては過去のような成功事例をそのまま当てはめるのは無理がある。過酷な環境に打ち勝ち、別のベクトルを見出してそれを実現できたものこそが成功者なのだ。大量生産大量消費の図式での競争は勝ち目がない。むしろ自分しかできないものを付加価値として打ち出すことが必要になってくる。、

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