兵士の命は誰のもの

 ウクライナの戦争が長引いている。ロシアの圧倒的優勢かと思われていたこともあったが、実際は膠着状態のようだ。双方の被害は甚だしい。

 戦争は国家の指示によって行われる。兵士たちは任務として破壊行為を行い、殺戮を続ける。この意味で兵隊は国家の意志の体現者である。個人的な怨嗟はなくても命じられて他国兵士と殺し合う。

 ロシアが侵攻したとかウクライナが奪還したとかいうニュース最近連日報じられているがこれはその裏で多くの人が死んでいることを考えなくてはならない。市民の被害は許しがたい。そして兵士たちもまた、国家に命じられてその末に落命したことを考えるべきだ。

 戦闘員の生死は別の話という論法もある。しかし、彼らは好んで戦地に赴いたわけではない。指導者は武力行使以外の方法を考えなくてはならない。すでに犯した罪は大きいが、止めるための勇気も出していただきたい。

兵士の命は誰のもの” への1件のフィードバック

  1. ブログの内容も素晴らしかったですが、題名が際立って、私はいいなあと思いました。
    戦争という名の下に、兵士の命は国のものかのようですが、このような話を住井すゑさんの書いた「私の童話(同和)」かっこだったかもしれない。で書いてありました。この話になると、天皇は、、、という話に続きますが、大統領制だと誰の責任になるの?国民の責任?絶対違うと思います。大統領制の方が尚更怖いような気してきました。

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