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台風が来る

 これまで台風が全く来ていない。観測史上でもまれなことらしく、異常気象の一つの現象かと言われている。台風の原動力と考えられる海水温の上昇は十分にあり、ここ数日、列島は猛暑に見舞われている。それなのに台風が来ないのは極めて異常である。

 ところがついに今度の台風9号は本州に上陸するかもしれない。最近の台風は規模が大きかったり迷走して思わぬ方から接近したりする。その被害は甚大だ。来ない方がいいに決まっているが、一方でようやく本来の気象現象が起きるという思いもある。

 台風のエネルギーはものすごい。2018年の台風18号は関西国際空港を機能停止させ、しばらく孤立させた。2019年の台風19号は東日本に大きな爪痕を残し、多数の死者行方不明者を出している。ここ数年の台風は来れば猛烈であるというのが特徴だ。

 自然の脅威に対してできることは少ない。ただ気象レーダーや予測進路の解析能力の向上によって事前に備えることは可能になっている。せめて危険回避の行動を少しでも早くとることを願うばかりだ。

夜明けの地震

 午前5時の少し前に千葉県沖を震源とする地震がありました。最大震度は5弱とのことです。私の住まいのあたりも3程度の揺れが少し長めに続きました。

 今朝はしっかりとした降雨もあり、コロナウイルスの感染の脅威も消えていないとあって悪い要素が揃ってしまいました。このあとの梅雨末期の災害はかなり高い可能性として、大地震の発生は低いけれども影響甚大な要素として常に考えていなくてはなりません。

 日本人の心性を語る上でこの天災との付き合い方は不可欠の要素です。

鮎釣り

 子どものころ、父に連れられてよく釣りに行きました。海や川に毎日曜に連れられて行った記憶になっています。水面に向き合う時間はいまとなっては贅沢なものですが、当時の私にとっては多分に退屈なものでした。

 釣り人にとって別格だったのが鮎釣りでした。父はもっぱら毛針でやっていましたが、ころがしや友釣りなどの特殊な釣りをする人をみるのは楽しみでもありました。滅多に釣れなかった鮎でしたが、それでも数匹を手にすると父は大変機嫌がよかった。鮎は特別な魚だったのです。

 大人になってからは店頭にパック詰めの鮎が並ぶのをみるようになりました。それでも釣り上げたあの魚とはやはり違うと考えてしまうのです。

紫陽花

 梅雨入り前にしては夏本番のような陽気が続いています。今朝は曇天ですが、これから晴れて暑くなるのだとか。この時期の楽しみの一つに紫陽花(あじさい)の花を見ることがあります。

 紫陽花には額の花と言われるものから。花弁がいっぱいのいわゆるアジサイまでいろいろな品種があります。変わり咲きの品種は年々増えているようで時々それを発見すると小さな驚きが生まれます。

 花は人心を操ります。それが癒しに向かうときは喜ばしいことと思います。紫陽花は曇天に照らす光です。色移りするのも面白い。今年もこの花の威力に頼らなくてはならない季節になりました。

囀り

 春の季語である囀(さえず)りがいま自宅の近くで盛んに起きています。

 在宅要請の中、多くの産業活動が停滞する中で事前の営みはかえって息を吹き返しているのかもしれません。今朝は様々な小鳥のさえずる声が聞こえてきました。少し山間部に行かなくては聞くことができないような鳥もいるようです。恐らく人出が減り、鳥たちの活動範囲が広がったことに関係がありそうです。

 私たちは日ごろいかに人工的な空間に生活しているのか。そしてそれをちょっと止めれば、自然の復元力が発揮されるのかということが分かってきたような気がします。