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落葉

 紅葉の季節になり、やがてそれが宙に舞う時になっている。今日訪れた街の街路樹はユリノキで大きな葉が舞うさまは見応えがある。

 風に乗る様はそれぞれであり、中には瞬時静止するかのように見えるものもある。やがて止めた時間を取り戻すかのように激しく揺れ動く。そのさまは不規則で予測不可能だ。

 植物ごとに違った紅葉の仕方があるように、落葉の仕方も様々だ。それを見る楽しみは期間限定であり、いましか経験できない。

すすき

 線路脇の土手一面にすすきが穂を揺らしている。乗車した電車が起こす風がその揺らぎをさらに大きくする。ここ数日ですっかり季節は進んだ。半袖姿は元気な一部の小学生だけになっている。

一気に

 今日の東京の予想最高気温は16℃である。一気に季節が進む。南海上を遅行する台風の影響によるものと考えられる。弱いが着実な雨足がこのあと大きく強くなって行くことが予想される。もう半袖の人はいなくなった。薄手のコートを着始めた人もいるようだ。私にとっては曇る眼鏡を気にする季節となった。

夜の寒さ

 急に夜の気温が下がったために、寝具の選択を誤ったようだ。肌寒さのために安眠ができず、何度も目覚めてしまった。

 季節の変わり目は生活体系も変えていかなくてはならない。着るものの選択は大切な要素であり、これに失敗すると体調を崩すことにつながる。毎年繰り返していることなのに、いつも失敗している。

 東京は秋雨前線に包まれてこのところ雨ばかり、つい最近まで騒がしかった蝉がいつの間にかいなくなっている。

さらに涼しく

 今朝は時折小雨が降る重い曇天になっている。予想最高気温は20℃前後だ。涼感というより相対的に肌寒さを感じる。

 天気予報によるとこれから南海上を台風が通過するらしい。上陸の予報は劣勢になったが風雨はそれでも激しくなる可能性が高いらしい。嵐が季節を一層進めることは経験上知っている。彼岸過ぎてもう秋も半ばだ。

 やらなくてはならないことがいくつかある。それを始めるきっかけにしよう。秋の方が集中できることもある。

秋分

 秋分の日が敬老の日と連休になるなどかつては考えられないことであった。おかげで土曜が休みの人にとっては4連休となった。私は土曜勤務なので恩恵はなかったが。人はシルバーウイークともいうそうだ。

 気がつけばこれからは夜の長さの方が長くなる。つるべ落としで昼は短くなっていくというのだ。季節の変動を実感できることは私たちにとっては何かを見直すきっかけを与えてくれることになる。季節という永遠の循環をとおして自分の生の有限を見直すことになるのだ。

 そういえば彼岸の中日でもある。最近は死後の世界など信じなくなっている私だが、死後に何らかのストーリーを考えたくなる気持ちにはなる。そういうことを思うのも季節の変わり目のもたらすものなのであろうか。

上着

 今日から上着、ネクタイを着用することにした。まだ少し暑いが気分転換のための手段である。

 上着を着ると便利なのは収納が増えることだ。ポケットにはいろいろなものが入る。だからいろいろ入れてしまう。これにはよくないこともある。どこに入れたかわからなくなって大捜索を繰り返してしまうのだ。これを避けるためにいちおう一歩どこに何を入れるのかはだいたい決めている。しかしそれでも確実にエントロピー増大の法則に支配されてしまうのだ。

 上着をつける生活は個人的には気にいっている。けじめのようなものが具現化できていい。ただこれになれるまでは今年も無駄な動きを繰り返すことになりそうだ。

雪の日なので家にいて

 東京はこの時期には見合わない積雪があります。昨日との気温差が20度近くある激変で、私の住む東京の郊外でも数センチの積雪になっています。おそらくすぐに溶けてしまう淡い雪ですが、外出自粛を要請された週末にはある意味ふさわしい足止めの雪です。

 東京は積雪を想定した町づくりをしていないため、わずかな積雪でも都市機能に大きな影響があります。富山にしばらく住んでいた私にとっては、この程度の雪がもたらす影響の大きさに戸惑うこともあります。けが人や場合によっては死者も出てしまう数センチの雪は、雪になれていないが故の悲劇です。

 しかし、今回に関してはコロナウイルス感染予防のために外出する人は少なく、おそらくその意味での被害者は減るのではないでしょうか。感染予防のために密集空間を避けてほしいというのが国や自治体からの通達です。その意味ではこの雪は出かけないための抑止にはなります。

 ただ、逆にすでに感染者が出ているご家庭や病院にとっては不安を募らせる雪になるやもしれません。春の雪なのですぐ溶けるはずです。今は治癒のために休息をしっかりと取っていただきたい。そう願うばかりです。

桜花爛漫

 東京のほとんどの桜は満開になりました。昨日はやや冷え込んだため、花冷えががふさわしい一日でした。今年は花見の乱痴気騒ぎもなく、かえって趣のある風景が広がっています。

 桜花は豊作の予兆という信仰もあれば、疫神の発動と関係づける考え方もあります。いずれも科学的根拠はないでしょうが、この季節に人々が何を願い、何を恐れたのかを知る手がかりにはなります。そしてこの精神的伝統が響くのが今年の桜花です。

 オリンピックの延期の可能性が濃厚になってきました。様々な弊害が発生することになりそうですが、粛々と過ごしていくしかありません。いろいろな人が述べていますが、いまは現状を振り返る機会が与えられたのであると考えるべきなのです。