日本の新幹線は鉄道の最高位に立ちながら、極めて庶民的な運行をしている。折り返し運転時には清掃作業員が驚異的な速度で整備して新たな旅を提供する。魔法の如く速い。外国人がしばしば驚嘆のビデオを投稿しているが、これを定常化していること自体が矜持の一因である。
先日利用したときは指定席が満員だった。途中駅で降りた人の席に、その駅から乗車した人が座る。そんな当然なことも新幹線で行なわれていると素晴らしいことのように思えてしまう。そしてこの方法が成り立つのは降車の際にゴミを残さない習慣を確立しているからだろう。
いわゆる特急は1時間に数本あれば多いほうだ。新幹線はあたかも通勤電車のような間隔で走る地域もある。さまざまなテクノロジーと乗車マナーの維持とでこの高速鉄道は、今日も走り続けている。