今年も福岡ソフトバンクホークスが日本シリーズを制した。オーナー企業の積極投資により、着実にチーム力が上がり、収益的にも黒字経営でアメリカのメジャーリーグのいくつかの球団よりも上位にある。資金力も含めて上位にあるのはプロの世界では当たり前だが、これほど成功している球団はない。
実は私は福岡市民だったことがある。そのころから子どもの世界ではプロ野球は人気があり、当時は太平洋クラブライオンズが平和台球場を本拠地にしていた。ただ、当時のパリーグは全く人気がなく、満員になることはほとんどなかったし、地元の子どもには人気があっても、福岡市以外の近隣の人も巨人ファンがほとんどだった。残念ながら当時のライオンズは弱小球団で前後期制だったリーグでも常に最下位争いをしていた。そしてついにライオンズは所沢に行ってしまう。
私はその後、福岡を離れてしまったが、そのあとに大阪からホークスが移転してきた。当時は景気が良かったダイエーグループがスポンサーになると選手補強や福岡ドーム建設など徐々に環境が整い、優勝争いに加わるようになっていった。そしてソフトバンクがオーナーとなると潤沢な資金で今の地位を築き上げたのである。
小学生のころライオンズの帽子をかぶっていないと仲間外れにされるような雰囲気があった。今の福岡の子どもたちはどうなのだろう。単なる地方球団ではないが、関東や関西の球団に勝って優勝したことは痛快である。
