フォンタネージの光彩

 三菱一号美術館で開催中のフォンタネージの展覧会を観てきた。19世紀後半のイタリアの風景画家で、その画風は印象派の先人とも言える光彩の独自な描写がなされている。

 絵画を観るとその後に現れる印象派に通じるような画風がみられる。印象派との直接の繋がりはないようだが、作品には明らかな共通点が感じられた。光の扱いである。石板版画では写真のような緻密さを見せるが風景画になると大胆に映像を捉え、光の流れを描いている。

 この人物は日本に招聘されている。その弟子に当たる画家の作品も展示されていたが、画風は確実に継承されていた。日曜日であったが、それほど客も多くなく、ゆっくり鑑賞できたのは幸いであった。

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