ツツジとハナミズキ 親が選んだ町に来ている。バブル期に人口が増えた町は転入者が大半を占める。ただ、その世代も高齢者となり、二世三世が生まれるともうすっかり地元民だ。 急造された道路もそれなりに風格を持ち出し、街路樹も大きく育った。特にハナミズキとツツジは鮮やかな色彩で引き立てあっている。この町に越してこようか。いま悩みつつある。終の棲家にはならないとは思うが、なるかもしれない。分からない。 町に人が馴染むにはきっかけと時間が必要だ。 共有:TweetTumblr で共有いいね 読み込み中… 関連 エッセイ