吉川英治

 吉川英治記念館を10年ぶりに再訪した。青梅市に移管され運営されていた。雨が降ったあとで、かえって庭園の緑が映えていた。

 大衆小説の大家として成功したこの作家は幼少期から青年期にかけては恵まれておらず、最初の結婚も破綻するなど前半生は苦難の連続だったようだ。加えて関東大震災に第二次世界大戦終結までの混乱があった。

 その中で、たたき上げの文筆活動が成功し流行作家になった。後半生は交友関係にも恵まれていたらしく、様々な人々との交流があったようだ。展示されていた吉川英治に宛てた様々な人々の書簡の多くは親しみの伺える内容であり、そこに人柄が浮かび上がる。

 吉川英治の作品の多くが分かりやすく人間味に溢れているのも、そのような人柄によるものかも知れないと察したのである。

吉川英治” への1件のフィードバック

  1. 吉川英治さん、読んだことはなかったのですが、ググってみたら、若い頃は相当なご苦労があったんですね。興味が湧きました。一度、読んでみたいと思います。

mame58 への返信 コメントをキャンセル

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください