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手袋始め

 冷たい雨の降る一日となった。冬を感じる空気につつまれて、今年初めて手袋を着けた。これでかなり感覚が変わる。

 昔から防寒には無頓着で、上着、コートの着脱だけで凌いできた。冬用の下着とか、素材の違う上着とかも考えるべきだろうがしてこなかった。ただこの歳になれば考えた方がいい。父はステテコを着ていたが、私は一着も持っていない。温暖化のせいかもしれないが何とかなってきたのだ。

 そして来月あたりに風邪を引いて熱を出すのも例年の決まりごとのようなものだ。そのときは厚着しなければと考えるのに治ってしまうとまた無防備に戻る。これも改善しなければとは考えている。

 四季のあるのはありがたいことだが、その都度対応を忘れて失敗を繰り返す己に呆れるばかりである。

冷え込み始まる

 昨日の異常な高温が過ぎて今朝は寒さを覚える。これから低温傾向が続き明後日は最高気温が10℃という予報もある。冬の始まりを感じさせる。

 秋らしい陽気が少なかったせいなのか紅葉がいまひとつな気がする。色づく前に褐色となり、落葉を始めている。戻ってきた木枯しでそれが一気に進むのだろう。

 寒さへの耐性は身体で獲得する。ただ寒くなるという覚悟があればその補助にはなるのかもしれない。不意打ちよりは何とかなりそうだ。

欅黄葉

 毎年この時期の楽しみとして商店街の中に植えられたムサシノケヤキの黄葉を見ることがある。

欅の黄葉

 欅の園芸種で樹高や幹の姿が整っている。普通の欅と同じだが夜、商店の照明が当たると魅力的な色合いになる。光が透過した様がいい。写真では上手く捉えられないのが残念だ。

 来週からは一気に冷え込むというから、この光景もあと数日だけだ。散るときはあっという間だから。

朝日影

 日の出の時間が遅くなってゆくためか、通勤電車の車窓から見える風景が少しずつ変わっている。毎日ほぼ同じ時刻の電車に乗る私にとって、この風景は定時定点観測のようなものだ。

 違って見える主因は陽光の当たり方だろう。高度が低い陽の光は長い影を作る。それが風景に強い陰影をもたらすのだ。画才があれば描き止めたい。そう思うほどの感動がある。

 穏やかで雲がほとんどなく気温もこの時期としては高めで快適だ。仕事などしないでのんびり過ごしたいなどと儚い思いをすぐさま打ち消してあと一駅の風景を楽しみたい。

二季となるのか

 今日の読売新聞に日本は四季から二季の国になるかもしれないとの記事が出ていた。夏の暑さが梅雨前から始まり、梅雨もはっきりとせず猛暑が何日も続き、残暑という範疇を越えていつまでも暑い日が続いたと思ったら、いきなりさむくなり驚く。秋は痩せ細り、すぐに冬が来る。春もまたはっきりとせず、いつの間にか終わる。

 実感としては二季となる前に春夏冬の三季となり、やがて春も痩せて二季となるのかもしれない。春秋が全くなくなる訳では無いが、過渡期の現象として季節とは考えられなくなるかもしれない。

 偶然だがこの傾向は文学や芸能の世界ではすでにあった。古今和歌集の四季の部立の歌を見ると圧倒的に春秋の作品が多く、内容的にも深い。夏冬はその隙間を埋める程度の位置づけのように見える。しかし、現在のポップスの歌詞を四季で分類すれば夏冬が圧倒的に多く、春は卒業や桜の歌が大半で、秋の歌はかなり少ない。気候変動を先取りしていたのである。これには因果関係はないと考えられるのであるが。

 秋の語源が満足するという意味の「飽き」に由来するかどうかは分からない。ただ、収穫期の秋は食料確保という点においては理想的な季節であったはずだ。古代中国から秋の憂いの概念が取り込まれて一層複雑な感情となったが、秋が精神的に大切な季節であったことは間違いない。

 その秋が日本の気候から消滅しつつある。自然現象の変化が生態系に及ぼす影響は大きいが、それとともに精神文化も甚大な影響を受けることになる。

花水木の紅葉

 街路樹のハナミズキが紅葉し、落葉も始まっている。晩春の白い花が印象的だが、秋は紅葉と赤く色づく実が印象的だ。

 紅葉の仕方は日の当たり方で変わる。様々なバリエーションがあり、緩やかなグラデーションになっている。一つの木の中なかでもそうだが、樹木ごとにまた違った色合いになっている。

 すでに木枯しが吹き、今朝も寒さを覚える。一気に晩秋の趣きになった。史上最遅の富士山冠雪が報道され、クリスマスのデコレーションが設置され始めた。季節は変わる。私の心も変わる。

秋の声

 秋の快適な1日だった。窓を開けると遠くから子どもたちが歓声を上げて遊ぶ声が聞こえた。風もなく、空気も澄んでいた。

 秋の声という季語がある。元は漢文に由来するらしいが、言い得て妙である。爽やかに澄んだ空の下にいると、普段の喧騒でさえ、趣あるものに感じてしまう。それをなんとか言葉にしたいが見つからない。まさに秋の声というしかない。

 明日から少し荒れる予報が出ている。秋の良き日ははかない。暫くすると凍える季節になってしまう。せめて穏やかな陽気の日が少しでも多いことを祈る。

日の出がこれから

 今朝の日の出は6時02分だった。だいぶん遅くなった気がする。つい先日まで日中の「残暑」が激しかったため、秋の実感がなかった。でも、日照時間は確実に減っていた。

今年の冬至は12月21日で日の出は6時47分なのだそうだ。これから約50日は日々朝の訪れの遅さ、夜が来る早さを実感することになる。秋の次に隣り合わせに冬がある。

秋の雨

 午後から本格的な雨となった。これまでとは違い、肌寒い雨だ。ようやく本当の秋になったと言える。少しうれしいが、着るものをどうすればいいのだろう。秋の雨はやはり少しもの悲しい。

晩秋の満月

 旧暦九月十五日の満月はいわゆる名月ではない。一昨日の十三夜がそれであり、今日のはただの満月ということになる。

スーパームーン

 ただ天文学的には今年、最も地球に近づく満月でスーパームーンなどと呼ばれる。最遠の月と比べるとかなり大きいそうだが、ただ見る限りではその差は分かりにくい。大きいと言われればそんな気がする。

 新暦でも10月も下旬であり、来週からは一気に冷え込む予報が出ている。震えずに月見ができるのも最後ということになる。