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まぼろしの開会式

 まぼろしとなるのか。東京オリンピックの開会式の予定日がち近づいている。日本ではこの話題もほとんど出ていない。先の都知事選挙でも延期でなく中止を訴えた候補もいたが敗退した。というより争点にならなかったのである。

 オリンピックに関してはコロナ以前から盛り上がりに欠いていた。2回目の開催であり、国運をかけた民意発揚の機会でもない大会であるためであろう。話題になるのは開催経費や、閉幕後の施設維持をいかにするかといった競技以外のことが大半だった。あるいはこれを景気浮揚の策と考え、あるいは破綻の契機として警戒する声もあった。あまりスポーツそのものの話題にならなかったのである。

 恐らく競技としての関心を持つ前に自粛ムードとなり、思考が停止した状態になっているのだろう。まぼろしとなるのか、準備期間を与えられたのか。まだ分からない。

Jリーグ再開

 昨日、日本のプロサッカーリーグの2部3部のJ2、J3が再開しました。無観客試合という変則的な方法ですがとにかく始められたことは大きな前進といえます。

 スポーツ興行の再開は経済効果的は小さくても、社会に与える影響力は大きなものがあります。彼らが試合ができることが、精神的な勇気をあたえるほか、集客を前提とした産業全体に希望を与えると思うのです。客を集めなくては始められない商売のウィズコロナ時代でのあり方を具体的に考える契機を与えてくれるはずです。

 野球やサッカーなどの屋外でできるイベントの次はホールなどの密閉空間でのあり方を考えなくてはなりません。リモートではなくリアルな興行をどうやって成立させるのか、知恵が必要になります。

投げ銭

 ネット配信したパフォーマンスに対して少額の料金を自由に払える投げ銭システムを、Jリーグでも採用することになるそうです。

 ナイスプレイに対して視聴者が金銭的な評価をするのはプロスポーツの世界では理にかなっているように感じます。いろいろと解決しなくてはならない問題はありそうですが、基本的には面白い試みでしょう。最低価格が500円というのがやや難で、50円くらいからに設定した方が収益は増えそうです。

 子どもたちへの金銭教育をどうするのか。チームや選手への配当の透明性など説明責任も伴います。克服できればマイナースポーツや演劇やその他のステージなどでも採用できるところはやってみてもよいのではないでしょうか。関係者にはシステム利用料などを開示してほしい。

こういうときだからこそ新しいことへの挑戦も必要になります。

柏駅の発車メロディー

 JR常磐線柏駅の発車メロディーが昨日から柏レイソルの応援歌になりました。電車の発車メロディーには複数の駅で使いまわされているものと、その駅だけのものとがあります。オリジナルのメロディーを聞くと何故か得した気持ちになります。

 柏駅は東京からは近く、住民の大半は都内の職場に向かっていると考えられます。そんな住民の一種のアイコン的な存在としてJ1の柏レイソルがあります。スタジアムが駅から離れているため、通過するだけではクラブの存在する街という趣は全く感じられなかったのですが、これからはそれが表現されることになりました。

 ただ、このコロナウイルスの災禍のためにいつになったら試合が始められるのか全く見通しが立っていないのは残念です。スタジアムに本当の応援歌が響き渡る日が一日でも早く来ることを祈ります。

国別対抗

 オリンピックが国別対抗になっていることには歴史があります。古代オリンピックの時代は休戦期間でもあったといいます。ただ、少なくとも先進国にとってはもう国という縛りは要らないのではないでしょうか。

 選手が国のために戦うのは確かに大きなモチベーションです。巨額の支援を受けている選手にとってはいわばスポンサーでもある訳ですから、不可欠であるともいえます。それを踏まえた上で、やはり国家別の競技は減らしてもいいのではないか。少なくとも表彰式で個人競技なのに国歌で表彰することは止めてもいいのではないかないでしょうか。

 団体競技は複数国籍の選手がいてもいいのではないかとも考えています。スポーツの祭典であるオリンピックが変われば他の大会にも大きな影響を与えることができる。国ではなく人が競い、応援する大会にいつの日かなってほしいのです。