いろいろなことがあって上手くいかないことが最近多い。雑事にまぎれているうちに、本当にやらなくてはならないことが後回しになり、そのうち何が大事であるのかが分からなくなってしまう。そういうことの繰り返しの中で、今どこにいるのか、どこを目指していたのかが不明になる。
そんなときに何度も聞いた名曲を聴くのはいい。スメタナの「ブルタバ」はその一つだ。この作曲家はハプスブルク家支配下の祖国への思いをこの曲に託したという。さらに作曲時には聴力を失っていたとも聞く。さまざまな困難を乗り越えて作られていたからこそ、心を打つメロディになったのだろう。
もう何回聞いたか分からないほどだ。コンサートでもよく聞く。演奏者ごとの微妙な解釈の違いも、すべてを受け入れる。それも名曲の所以なのだろう。曲そのものの魅力と、それにまつわるさまざまな人との関わり、それらが癒しをもたらしてくれる。
