田舎のバス

 実家に行くときは駅から遠いのでバスを使うことが多い。一時間に一本で午後5時台で終わってしまうので実は歩くこともある。大体30分くらいの道のりを歩くのはよくあることだ。

 先日、ものすごい形相でバス停に駆け込んでくる人がいた。ここのバスはスマホで車の位置が分かるので、思わずもう少しで来ます。間に合いましたねと声をかけてしまった。するとその青年(というには少し年長にも見えたが)、実はいつものバス停ですでに通過してしまったので、先回りして来たんですとの答え。このバスは住宅地を蛇行するように走るので、やろうと思えば近道して追いつくことも可能なのだ。際どい賭けにはなるのだが。

 彼と私がバスに乗った時には他に乗客が一人だけ、その一人もすぐに降りた。その後も御年寄が何人か乗車した。いわゆるコミュニティバスで料金は100円だ。こういう交通機関があるから助かっている人は多い。今後、高齢化がさらに進めば重要性は増し、不可欠のものになるのだろう。経営は困難かもしれないが是非維持していただきたい。

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