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封鎖できません

 かつて流行した映画のセリフに「封鎖できません」というのがありました。犯罪捜査のために東京のある地区を封鎖しようとした警察官がもらすため息のような台詞です。その冗談のような響きがいまは深刻な悩みとして捉えられています。

 都知事が週末の不要不急の外出は控えるようにという要請を発表しました。何をもって不要不急と断じるかは個人の判断に任されているようです。この発表にどれくらいの効力があるのかは分かりません。

 別の記事でも書きましたように東京はコロナウイルスの世界的蔓延のニュースが連日伝えられる中でも停止状態にはありません。朝夕のラッシュアワーは消滅することなく、郊外の商店街には多くの人たちが集まっています。劇場や映画館、スポーツやエンターテインメント施設は閉鎖されています。閉鎖したまま春休みを迎えた生徒諸君も町に溢れています。

 小池都知事の見解はこうした警戒疲れ、危機管理の判断停止に一定の注意力を喚起する意味はありそうです。逆に言うとそれ以上の効果は期待できない。東京は封鎖できません。

トングはここに

 近隣のスーパーマーケットでのパンの売り方が変わりました。山積みしたパンの中から客がトングを使って必要な分だけ取るという方式に変更が起きています。

 まずパンはすべてビニールフィルムで包装されています。ウイルスの飛沫感染の予防なのでしょう。一応トングは用意されているのですが、使用後は元の場所に戻さず収納場所に投げ込むよう指示があります。トングからの接触感染を嫌った措置と考えられます。

 このように現在東京では新型肺炎感染に関してかなり神経質になりつつあります。エンターテインメント系の行事に続き、教育機関も一部、もしくは全部の活動の停止を検討し、始めたところもあります。様々な生産活動にも支障が出始めました。

 終息のめどがたたないことが恐怖に繋がっています。ある専門家によれば早晩多くの人が感染するらしく覚悟は決めなくてはならない。ただ、行き過ぎは感染すること以上の困難をもたらしてしまうことを考えて、強かに継続するしか方法はないのかもしれません。

大雨

 台風19号が接近しています。過去数十年ぶりの猛威とのことで交通機関の計画運休や各種公共機関や商業施設が休業や営業時間短縮を始めています。私の住んでいる地域にも警戒レベルの上昇を知らせる通知が来ました。すでに強い雨が降り始めています。台風の位置からすると雨の量が多いことを実感します。

 今回の台風はその予測規模の大きさから早くから警戒が呼びかけられました。先の15号が急速に発達し、甚大な被害をもたらしたことの教訓が生かされているのでしょう。すでに巨大な台風となっている今回はさまざまな表現で危険性が呼びかけられています。おそらく残念ながらどこかで規模が大きな災害が発生するのかもしれません。

 昨日、近隣のスーパーやコンビニエンスストアは大変な賑わいになりました。特にパンとミネラルウォーターの在庫はほとんどなくなっていったようです。レジに並ぶ異様に長い列が印象的でした。この地域では台風が通り過ぎた後、流通が回復するまでの時間はそう長くはないはずであり、あきらかに過敏な反応ではありますが、ここまで大きな台風となればこうした状況が起きるものやむなしということでしょう。

 私は特に準備もなくすごしています。ただやはりどこかにもっと備蓄をしておけばよかったという思いがあるのは確かです。不安心理がつのるのもこういう状況ならではですがここは冷静にいかなくてはなりません。