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台風の余波

 台風10号は九州の西の海上を北に進み、今日にも朝鮮半島に上陸する。台風は上陸するかいなかではなく、暴風域に入ることで危険性が増す。九州でも多数の怪我人が出ている。また広域で停電が発生しているらしい。

 東京は台風から離れているがこの規模になると遠隔地にも影響が及ぶ。今朝も急に激しい雨が降ってきた。この傾向はしばらく続きそうだ。気温も上がるので不快指数も上がることになるだろう。

 日本は数々の天災がある国土だが、台風や豪雨による被害は統計的にはもっとも大きなものに違いない。それなりの備えと覚悟はあるが、なれてしまってはいけない。この事実が国民性の形成の大きな要因であると改めて考えている。

北に進む台風

 現在、日本の近海に2つの台風が存在している。9号はすでに南西諸島に大きな影響を及ぼしており、10号も週末に本州を縦断するようだ。気になるのは予想進路だが、どうもいつもと違う。

 気象ニュースが伝える予想進路はほぼ北に向かって列島を横切っている。今の時期であればフィリピン沖から南西諸島に沿って北東方向に進むことが多いはずだ。それがどうも今年は異なるようだ。

 10号についていえば発生点からやや北西方向に進んだあと、北北西に進路を変えて九州方面に向かうという予報だ。予報進路はさまざまな要因で変わることが多いのでまだ何ともいえない。ただ、過去の経験で対処できない可能性もあることを覚悟しておく必要がある。

間もなく梅雨明け

 どうやら長い梅雨も終わりが見えてきたようだ。西日本の一部では梅雨前線の長期的影響は終わったと認定されたようだ。私の住む東京は今日も曇天で、時折雨粒を感じる。

 梅雨が明けると猛暑が続くのがこの地域のさだめだ。最近は酷暑という言葉も刺激が薄れつつある。マスク着用の上、過酷な高温が続けばコロナウイルスよりも強力な影響を与える。

 マスクの付け方について専門家は分かりやすく説明してほしい。ただつけなさいでは別の被害も発生する。

明けない梅雨はない

 まだ梅雨空が続いている。先日は強い日差しが降り注いだが、夕刻には梅雨空に逆戻りした。どうも今年の梅雨は長引くらしい。

 止まない雨はないという格言がある。ならば明けない梅雨はないと応用できるはずだ。ところが過去の記録を調べると気象庁がいわゆる梅雨明け宣言を出さなかった夏がある。記録的な冷夏で大混乱した。直近では2017年がそうであった。そして農業に打撃を与えた2003年の例がある。明けないこともある。

 暑さに多くの人が適応できていない現状では、猛暑まで時間稼ぎをしていることを良しとする考え方もできる。ただ、何事も例年通りでないのは不安である。

困った前線

 梅雨前線が日本列島に掛かったまま停滞し、各地で大雨を降らせています。熊本県の被害の大きさが連日報道されていますが、これと同じことが東日本でも発生しつつあります。

 日本の梅雨は6月中旬から7月中旬くらいの時期にあります。雨季というべきものを梅の実の熟する頃の雨ということで梅雨と呼んでいます。(諸説あります)。この時期は特に末期に大雨になりやすく毎年災害を発生させています。

 森林が多く急流河川が数多く流れる国土においては治水は積年の課題です。河川を竜に見立て神と祭る習俗が各地に見られるのも、御しがたい自然への脅威の表れでしょう。

 最近の異常な大雨が人為的な要因によるものならば、大きなしっぺ返しを受けていることになります。その怒りが少しでも収まってもらうことを祈ります。

霖雨

 朝からかなりまとまった雨が落ちています。地域によっては水害発生の可能性もあるとか。梅雨空が戻って来たと思ったらいきなり本降りの期間に入りました。

 例年、大きな被害が出るのは梅雨の末期です。ここ数年は日本のどこかで水害が起きています。今年はウイルス対策もしなければならず様々な厄介な問題を抱えています。何事もないことを祈るばかりです。

極早咲き

 鉢植えのトコナツナデシコがついに開花しました。四季咲きをうたう品種ですが寒中の開花に驚いています。

 まもなく節分であり、暦上の春も近づいています。今冬も気温は高めに推移したために様々な植物の成長は前倒しになっているように感じます。花が咲くのは嬉しいのですが、あまりの変調は心配の種になります。

 

雪のマーク

 今日の天気予報には降雪を表すアイコンがあります。積雪にはならないようでみぞれかもしれないとのことです。

 富山県に住んでいた頃はこの頃の雪は要注意でした。積もった雪が凍結したり、逆に半融解した状況で転倒しやすくなるのです。車を運転するときはブレーキが効かなかったり、スリップに悩まされました。

 雪には様々な思い出があります。美しいものだけではありません。最近は暖冬ですが、万一のために過去の失敗を適度に思い出しておくことにします。

 朝、扉を開けると雨が降っているようでした。路面が濡れ始めています。ただ周囲に響く音がいつもとは違う。どこか硬質で細かい音が響いていました。

 それが霙と霰の中間に当たるようなものであることにはその後すぐに気づきました。傘をさして歩き出すと、その上にもいつもとは違う感触があります。

 その後、ネットニュースで横浜で初雪が観測されたとのことを知りました。今日は最高気温が一桁止まりになるとか。師走に入ってやはり急速に季節は進んだようです。

 関東の冬は乾いた晴天が大半ですが、やはりこういう日の方が季節を実感できます。

雨時々大雨

 太平洋を北上する台風と秋雨前線の相乗効果で関東は昨夜から雨が振り出し、今朝はかなり強く降っています。天気予報は雨時々大雨という徹底的な降雨予報です。そしてそれは外れそうもありません。

 雨が強い日は黒いジャケットとスラックスで出かけます。雨で濡れても分かりにくいというのが理由です。どうも今日はその努力が奏効しそうです。かつてはレインシューズも履きましたが、壊れてしまったのち買い直していません。

 雨が私たちにもたらしてくれる恩恵は計り知れないのですが、昨今の水害の甚大な被害を考えると恐怖も浮かびます。私たちは水に囲まれて生きているという事実を謙虚に受け止める必要があります。水辺で命をつなぐ生き物であるという自覚です。

 治水という歴史以前からの試みはいまだ完成されていません。この方面の知識の蓄積は大切です。降り続く雨に感じるものは実に多様で複雑なのです。