駅前でとある政党が演説を行なっていた。曰く、選挙にいかなければ政治は変わらない。有権者の半数に満たない投票で政治が行われているのはおかしいと。至極正論である。
右翼政党として知られているその政策は支持できないがここまでは賛成である。この演説を聞きながら、動画サイトで展開するユニークな政治に関する番組を思いだした。数名の高齢者が登場し、若者は選挙にいかなくていい。政治は年寄りに任せろ。好きなようにしておくから。あなた達はSNSで政治の愚痴を書き込んでおけというものだった。皮肉が効いたもので印象に残った。
この動画の方は世代の分断を促すものとして批判されているようだが、若年層の投票行動を促すものとしてはなかなか効果的だ。実は世代差だけではない。投票しない多くのサイレントマジョリティーが割を食っていることは明らかだ。
民主主義の陥穽にはまらぬように、何をすべきなのかを考え続けなくてはならない。
