もう一つの道

 成功例があると皆がそれを模倣しようとする。間違いではないが総体的には危険だ。もしその方法が間違っていればすべてが水泡に帰す。いまの世の中はそういう選択をしやすい。

 生き残るためには多様性を確保すべきだということは生物学の常識だ。マイノリティグループは大抵日の目を見ない。だが、あるときその選択肢を捨てなくてよかったと思うことがある。私のやっていることはその類のことなのではないか。

 弱者の負け惜しみと言われればその通りだが、しかし全滅を防ぐ役割を果たしているのだと思えば意味のある行動とも言える。残りの人生でこういう悪あがきを展開することは私の夢の一つである。

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