マルチタスクできない

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 一度にいろいろなことをこなせる人をかつては聖徳太子の能力に例えた。確か七つの話を同時に聞いて対応できたとかいう。根拠がある話ではない。聖徳太子伝説は様々あるが、異能譚の一つであろう。最近は7つくらいでは収まらない。コンピュータの出現でマルチタスクは当たり前となってしまった。

 しかし、いくら高性能のコンピュータが普及したとはいえ、それを操作する生身の頭はそれほど高性能ではない。特に私のような旧型はすでにかなりがたが来ている。パソコンを操作していて困るのは違うウインドウなりタブに移った瞬間にこれまでやっていたことを忘れてしまうことだ。これはいかんともし難い。それだけではない。通知が来たり、たまたま間違ったタブを開いたときに気が散って別のことを始めたりすると、もう前のことが進まなくなる。注意散漫というより、分裂しているといった感じのありさまだ。

 少なくとも私はマルチタスクには全く向かない。一つ一つを愚直にこなして何とか人並みにそろえるのが関の山のようだ。それなのにパソコンを使うたびに先に述べた罠にはまる。これは精神衛生上とてもよくない。私の疲労の原因のかなりの割合にこの問題があるような気がする。

マルチタスクできない” への2件のフィードバック

  1. 樺沢紫苑という精神科医の方が書かれた本で、ちょっと題名は思い出せないのですが、脳の使い方みたいなことが書かれてありました。
    脳には、情報を処理するトレイみたいなのが3つしかなく、同時にやるよりも一つ一つこなして行った方が結果的に能率はいいそうです。パソコンを扱うときには、途中までのものはメモ書きすることにより、トレイから降ろされた状態になり、結果トレイが一つ開くので、メモを取ることがいいようです。つまり、次にやることをメモする。それだけで、トレイが空きます。

  2. 追伸 トレイのことをワーキングメモリーと言います。メモ書きすることで、ワーキングメモリーの処理は一旦終了と脳は判断してくれるようです。

mame58 への返信 コメントをキャンセル

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