イブ

 クリスマスイブです。キリスト教徒でもない人がこの行事に右往左往するのはおかしいなどという人はほとんどいません。八百万の神々を容認する我が国においてはさまざまな点で寛容です。

 クリスマスが冬至の祭祀と何らかの関連があったことは容易に想像できます。太陽のエネルギーの復活を祈る祭りは、神の誕生と結びつくのは明白です。続日本紀にも冬至の祭を行った記録があります。東アジアにもこの辺りの日を特別に考えていたことが伺えます。

 かつて冬は過酷な季節だったはずです。その中での切実な願いが発露される祭祀だったはずです。今日のように大量消費の日になったことを古人はどのように思うのでしょうか。

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