精進湖の夏

精進湖の夏

笠をかぶった富士山

 私は毎年8月に精進湖に仕事で旅行します。毎年同じ日の同じ時間に到着し、同じ時間に去るという繰り返しをもう15年以上行っています。

 精進湖からは関東からみえるのとは少々異なる山容を見せる富士山の風景や、それが精進湖に写った時のいわゆる「逆さ富士」など見どころが多いです。今回はその時に撮った写真からいくつかを紹介します。

多彩な雲の形をつくる富士山

 富士山の高みが空に与える影響は大きく、風向きや温度によってさまざまな形の雲を作り出します。時には天使の羽のような形になったり、何か意味のあるものに見えたりもするそうです。

 湖畔を散策するといろいろな花があります。決して涼しいというわけではないのですが、広い風景を見るとそれだけで心が晴れる気がします。

 近くにある諏訪神社には精進の大杉といわれる古木があります。数千年の命を誇る大樹はいつ見ても感動を与えてくれます。

 来年もまた訪れることがあるのか、果たして今年が最後になるのかそれは天のみぞ知る。ただ私にとって縁の深い土地になったことは確かです。