クリスマスにちなむ音楽は実に多い。賛美歌から始まり、毎年新たにクリスマスソングが作られ続けている。日本のようにクリスチャンは少ないのに文化的享受をしている地域も多いと思う。そもそもクリスマス自体が本来のキリスト教の行事ではなく、包摂されたものだという。
クリスマスにちなむ音楽の多様性は、それだけを一年中流し続けるラジオ局があることからも明らかだ。クラシックからポップスまでネタが尽きることはない。そして一度ヒットすると長年にわたって再生されるという旨みもある。私にとってはホワイトクリスマスやハッピークリスマス、ラストクリスマスと言った曲は英語でも歌える。忘れかけた頃にクリスマスが来て、繰り返し再生されるからだ。
クリスマスソングに比べると正月を題材にした歌は少ない。民俗的にはクリスマス以上に意味のある一日のはずなのにである。どうも日本人にとって正月は歌唱の題材にはならないらしい。恐らくそこには言語化できていない心性が潜んでいるはずだ。
逆に言えば、正月を題材とした芸能、芸術は開発の余地があるということになる。クリスマスソングのように正月の歌といえばこの歌だという曲が年々蓄積されていくことがこの先起こるのかもしれない。