毎日同じ食べ物

 十四松やインコを飼っていたころ時々思ったことがある。毎日同じ餌を食べていてよく飽きないものだと。もちろん時には菜っ葉を入れたりしたこともあるが、ほとんど同じ餌である。犬や猫を飼ったことはないが、多くの場合出来合いのペット用フードで済ませている人が多いことは容易に想像できる。

 しかし、多くの生物は決まったものを補食して命をつないでいる。中には食するものが決まっていて、それがなくなればともに絶滅するというものもある。食べ物を限定しないことは生存の可能性を高めるから、いわゆる雑食は生き残る戦略としては正しいのだろう。その分、雑多なものを消化しなくてはならないというリスクが上がってしまうのだが。

 レベルの違う話になるが、私の最近の食べ物を考えてみれば決して豊富な食事とは言えない。同じような出来合いの料理を定期的に繰り返し食べている気がする。雑食ではあるが、豊かではない。そんな食の日常がある。

 生きていければそれでいいではないか。そういう考え方もある。ただ栄養の合計という訳ではない。何を食べるのか、どう食べたのかがごだわりのあるのが人生というものである。何をどう食べるのかは生き様そのものなのかもしれない。

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