忘れてしまったこと

 忘れていることがある。日ごろの雑事に追われて基本的なことを忘れるのである。例えば朝の日の光を迎えること。日没後の暗闇で考えることなど、自然の営みを感じることはとても大切なことなのにも関わらずである。

 自分に合っている環境は今の状態ではないのかもしれない。毎日の生活の中でそれが分からなくなっているだけなのだ。一度積もり積もった日常の塵埃を振り払わなくてはならないのかもしれない。その必要性が刻々と近づいている。

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