芸術を目指す

 AIの作り出すさまざまな作品に圧倒されているうちに何が大切なのかを考えている。人工知能が参考にするのはデジタル化された言葉や映像であり、それを高速に検索して合成する。この工程においては人間に勝ち目はない。

 いわゆるハルシネーションなる脱線もだんだん少なくなっていきつつあるらしい。実行例を重ねるほど精度が上がってゆくのである。

 ならばどうしても人工知能に処理できない非デジタル情報を活用するしかあるまい。手触りなどの感触、インスピレーションなどの定量化しにくい何かをどれだけ発揮できるのかを鍛えるしかない。ただ、それもコード化すれば同じことになる。デジタル化できないものをそのまま表現する力が差別化の鍵となるようだ。

 それは個性であり、独創である。結局、芸術と言われているものが重視されていくのだろう。この方面の力をつけるためにも、規格品、他人と同じ価値観に甘んじることからは離れなくてはならない。どこまでできるか分からないが、私もそれを少しずつ目指して行きたい。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください