TokyoかTookyooか

ローマ字表記法が見直される。日本語のローマ字表記には学校で教える訓令式と、英語の発音に近いヘボン式があるが、どちらも日本語の音を正確に置き換えることが難しい。

 訓令式は五十音図の概念で日本人が定めたものだが、タ行やザ行などは訓令式では外国人には読みにくい。アメリカ人のヘップバーン氏が考案したヘボン式は発音面は英語圏の人に読みやすいが、英語にはない長音の概念を表せない。小野も大野もOnoである。大谷さんがOhtaniと綴っているのは、後の工夫で加藤という野球選手のユニホームの背中にはKATOHとあったが、これは必ずしも海外からは読みにくいらしい。

 今回の改訂ではローマ字表記の基本をヘボン式としながらも、長音はマクロンをつけるか母音を繰り返すことが推奨される。KATŌかKATOOになる。個人的には記号付きでいい気がする。なおマクロン付きの文字はiPhoneの場合は該当する文字を長押しすると候補が現れ選ぶことができる。

英語圏で嫌われるnとbの連続は今回は考慮不要とのこと。また人名や地名など定着していたりこだわりがあるものは変えなくてもいいという。TokyoやOsakaはそのままでもいいということだ。

私の名前にも長音があるが、当面は従来の表記で、余裕のある時はマクロンをつけようと考えている。

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