積雪はなかった

 今回は私の生活領域で差は積雪はなかった。昨夜、うっすらと地面を覆ったものの、雨に変わったためにほとんど消えてしまった。雪景色が見られなかったことに、かつは残念に思い、かつは安堵している。

 積雪予報は緊張感を喚起する。雪国とそうでない地域の両方で暮らした経験を持っているが普段とは違う状況になるのはどちらも覚悟がいる。雪国はそれなりの備えがあるが、それ以上の積雪があったときは困難に陥る。東京は雪に対してはまったく脆弱で、いろいろな差し障りが発生する。いずれにしても平穏を破るのが雪なのである。

 統計学的には日本は世界有数の降雪地域だそうだ。シベリアから寒気が、日本海から立ち上る水蒸気を次々に雪に変えて脊梁山脈にぶつけるからだという。日本はさまざまな天災の可能性を持っている。つくづく奇異な環境にあると言える。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください