子どもの頃、リモコンで走る車や船の模型はとても欲しいものだった。結局、一度も手に入れたことはない。空想の中で操縦して楽しむのが関の山だった。
それがいまはドローンと呼ばれるプロペラ飛行体かでき、玩具でもかなりの高さまで操縦可能だ。値段も手の出ない額ではない。残念ながら、かつてのように操縦してみたいという欲求はなく、結局まだ触ったことがない。
リモコンは私にとって子ども時代の夢であった。しかしこの夢の機械でいま厄介な戦争が行われている。ミサイルは究極のリモコン機器だが、他にも無人機による攻撃が実際に行われているという。ウクライナや中東の戦場ではそれらが飛び交い、人のいない攻撃がなされている。
こうなるとリモコンは夢の機械でもなんでもない。恐ろしい兵器であり、凶器だ。大変残念だが、それが現実である。