元旦から天災人災が相次ぎ、波乱の幕開けとなった。ただ、暦の上では正月であることには変わりない。正月気分は元日の地震で吹き飛んだ。でも、正月扱いはいつまでなのかは気になる。
ちなみに古典作品を読んでいると、旧暦の1月は月末まで正月と表記されている。元日と人日の節句が宮中の大行事だが、その他にも様々な祭事があるのが1月の特徴である。
関東では7日までを松の内と考える地域が多い。そこまでは注連縄を飾り晴れの時間であることを示す。これが11日とか15日までとかの地域もある。
今年の場合、5日までを祝日扱いにしているところが多い。6日は土曜だから土日の料金体系になる。結果的に8日まで休日の扱いとなるというわけである。
正月を祝うことは他の祭日イベントに比べると伝統的かつ保守的だ。大晦日の夜に渋谷で騒ごうなどとは思わない。そこが土着の祭日とそうでないものの差なのだろうか。