若い世代がよく使う「把握お願いします」は何かおかしい。把握はこの場合、理解するということなのだろうか。
資料をいくつか示されたあとでこの把握をお願いされた。これは理解しておけということなのだろう。ご承知おきくださいではなぜだめなのだろう。承知に上下関係を感じるのだろうか。知っておくことを超えた把握を求められているようだ。
把握の意味が異なるのかもしれない。いろいろ言いたいことはあってもとにかく一掴みで飲み込んでくれというニュアンスがあるのだろうか。ならば新しい表現だ。承知置くにも十分な威圧感はあるが、それより大きいのかもしれない。