自宅以外でのデジタル文書作成

 この夏はあまりにも暑かったので、近くの図書館やカフェに「避暑」で行くことが多かった。紙の本をじっくり読むことが中心だが、やはりデジタルでメモをとったり文書を書いたりすることも必要になる。その際にはスマートフォンでは私としては物足りない。フッリク入力ではうまく入力できない。キーボードがないと入力までにアイデアが消えてしまう。

 そこで、最近ではBluetooth接続するキーボードを持ち歩いている。これは以前にも紹介したことがある。電池で動き、その寿命が長いので電源で困ることはない。

これをスマートフォンにつなげばとりあえず、入力のストレスはなくなる。キーを叩く際に音がほとんど出ないので図書館でも使えるのがよい。WindowsでもiOSでもandroidでも使えるのもいい。スマホのほうは100均で売っているスタンドにおいてディスプレイのようにして使っている。私の場合これが基本の使い方だ。

 WordやExcelといった文書を本格的に使いたいときは少し前に買ったsurfaceというタブレットを使う。これはプレゼン用に使うことを目的として低スペックのものを買ってしまったため、ソフトの起動の遅さなど10年位前のコンピュータの性能を思い出させるものだが、一度立ち上がればそこそこ使える。Windowsで動いているので基本的にはパソコンと同じ操作感覚だ。

 専用のキーボード付きカバーを追加で購入すればほとんどモバイルパソコンと変わりはない。上に紹介したものは教員が授業で使うのならこれで十分という情報のもとで入手したものだが、スペックが低いため、いざというときにうまくいかないことが多い。少なくとももう一つ上くらいのグレードがいいと思う。私はこれで十分だが。

 そして、本当に何とかしたいという場合は自宅の小型ラップトップを持ち出すことになる。1.5Kgほどあり、さらにアダプターなども入れるとそこそこ重たい。夏場はカバンをリュックサック状にして持っているので気にならないが、宿泊を伴う出張ではPCの出番となる。

 上に示したのは私が使っているのと同じくらいの性能だ。パソコンはもっと軽くて性能がいいものもあるが、予算との相談になる。私の場合はもう今あるものを使い倒すしかない。性能は低いが用途をしぼればほとんど問題は生じない。

 最近はどこでも無料のWi-Fiサービスを提供しているから、原則的にはそれを使う。気休めにVPNを通すがどのくらい意味があるのかわからない。Wi-Fiが使えないときはスマートフォンからのテザリングを使っている。少し前まではこれが大半だった。最近は公衆Wi-Fiが使えないときだけの緊急避難的な方法になった。

 東京や神奈川で生活している私にとってはこれでほとんどのことができる。あくまでもインプットをするための外出だが、アウトプットする手段も整ってきているということだ。数時間、ハンバーガーショップの席を独占していても迷惑にならない状況であれば居続けてしまう。マクドナルドの場合はコーヒーをクーポンを使って買えば150円弱だ。スターバックスやタリーズはコーヒーだけでも堂々としていられるのがよい。サンマルクカフェは電源の取れない席が多いがそれ以外は居心地がよく気にっている。もっともこれらは支店によって環境が大きく変わるだろう。

 こういったことはすでにご存じの方にとっては当たり前だろうが、知らない人には知っていればいろいろな利便性も生じることだろう。私は試行錯誤していまに至っている。このブログが本当はない書斎をデジタル上に作るという思いで作ったものだが、その仮想の書斎は自宅でなくてもいいことになる。

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