やり方はそれぞれ

 あることを成し遂げるのにやり方はそれぞれだ。私たちはつい最短ルートを他者にも勧めてしまう傾向にあるが、場合によっては好ましくない。その方法が本当に正しいのかは分からない。その人にあっているのかも分からない。

 結果ばかりを求めるのが昨今の風潮だが、結果に至る過程も大事だ。どのように考え、何を求めたのか。その軌跡を重要視したい。そしてそれは人により異なる。結果的に他の人が考えた方法と同じになるにしても、試行錯誤した経験が実は貴重なのだ。

 こういう考えを具現化するためには、失敗体験を容認する余裕が不可欠だ。いまの自分の周りにその余裕が必ずしもあるとは言えない。せめて他人に対して、多様なやり方を許容し、尊重する態度を持ちたい。

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