目的確認

 仕事のデジタル化が少しずつ進んでいる。その結果、これまで時間がかかったことがかなり短縮できるようになってきた。いまのところ採点が機械化したことで、小テストを行いやすくなったということがある。ただ、これが学習の効率に結びついているのかどうかはまだわからない。目的の確認が必要だ。

Photo by Ivan Samkov on Pexels.com

 教員の仕事を少しだけ楽にすることに関しては成功した。ほんのわずかだが、過去に比べるとかなり楽だ。定時には帰れないが、理不尽なほど遅くはならない。ただ、教育のデジタル化が生徒の立場でどれほど意味があることなのかは常に検証していかなくてはならないだろう。テストはすぐに帰ってくるがどうもきちんと復習はできていない。テストもルーティンワークの一種と考え、知識を一過性のものにしてしまう。そもそも問題を解くことの喜びを感じられない。そういうことがないかということを考え直すべきなのだ。

 そのためには、省力化した分の余裕で何ができるのかを考えるべきだろう。いまのところ、私はそれを面談に費やすべきだと考えている。教員の最後にして最大の仕事は生徒諸君の学習意欲をあげることに他ならない。どんなに良い教え方をしても生徒が聞き流してしまえばそれまでだ。だから、自分で学べる工夫をしていくことにすべての叡智を傾けるべきなのだ。できることといえば学習方法への助言と、それよりも大きいのが個々の生徒に注目していることを伝えることだろう。

 生徒の数が多い中でどうやって面談を行うか。私の日程も結構詰まっており、不規則だ。それを解消するのはやはりスケジュール管理ソフトなどを活用するほかあるまい。それをどのように行うのか。この春休みの課題として考えていくことにしたい。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください