共有されていく生活

 縮小する日本の生き残り策としてシェアハウスはもっと増えるかもしれない。個々の生計が成り立たないならば契約を結んだ者同士で共同生活をすればいい。そう考える時代が来るのかもしれない。

 光熱費や各種の税金は個別に支払うより、割安になる。いまいうシェアハウスはどちらかと言えば若い世代の仮住まいだが、今後は高齢層もこの形態に絡んで来るかもしれない。制度上の問題点を解決できれば一挙に進む可能性もある。

 寝室などのプライベートスペースを除いて多くが共有される。これは現在の価値観ではかなり無理を感じる。個々人の主義、趣味嗜好が異なるのに最もプライバシーを要求される家庭までもが共有化された空間にあるという風景は想像しにくい。しかし、価値観そのものが変化を遂げるなら話は変わってくる。今後、様々なものが共有化され、それが当たり前になっていく時代が来るかもしれない。

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