地方都市

 人口減少が進むと都市への人口集中が起きやすくなる。インフラの効率化などを考えると、コンパクトにまとめた方がいいというのは理に叶っている。ただ、そこで気をつけなくてはならないのは多様性の損失だ。

 極論をするなら札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡に人を集めて、さらにそれを東京に集約するような流れを考えている人もいるだろう。その時代はそれで乗り切れるとして、持続可能な未来があるのかと言われれば大いに疑問だ。

 産業的に考えれば、地方の都市が果たしてきた役割を今後いかに代替するのかが考慮されていない。林業や農業、水産業に関することを担当する人は誰なのだろう。

 コンパクトに住む効率性の中で失われる多様性は大きな損失だ。色々な考え方なり行動様があって多彩なアイデアが生まれる。それが文化の力だ。

 ならば地方都市をいかに存続させていくのかが当面の課題と言える。単に巨大都市を作ればいいという訳ではないのだ。

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