尺を変えてみる

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 日々の瑣事に取り紛れ身動きが取れなくなったように感じるときは、尺を変えてみるという方法がある。この数日、この数か月、この一年では大問題であっても、10年を単位にすれば文字通りの瑣事になってしまうことがある。

 もっと縮尺を変えて世代という単位に広げたり、時代という単位にしたり、もしくは世紀、もっと上げて地質時代の紀を単位にすればもう今日のことなど目にも見えなくなる。これは一種の逃げの手なのであるが、たまにはこういう方法をとるのも面白い。

 夜空を見上げれば多くの星があるが、その多くはかなり昔の光が届いたものだ。過去の輝きを見ているのに過ぎない。尺を変えるというのはそういうことだなのだろう。今見えているものがすべてではない。そう考えることで救われることもある。

尺を変えてみる” への1件のフィードバック

  1. ちょうどトーマス・マンの「魔の山」という本を読み始めたところで、時間について書いてあったので偶然だなぁと思いました。

mame58 への返信 コメントをキャンセル

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