
教育を社会に貢献する人物の育成と考えるならば割り切らなくてはならないことが出てくる。それだけではない何かを考えていかなくては危うい。
社会の役に立つという言葉の裏には、現在の社会システムの維持のためにはという意味が張り付いている。現行の秩序を維持したいのは現在利権を得ている人々であり、そこには意識の有無に関わらず私利私欲が絡む。
社会的弱者にとっては現状は打破すべきものであり、継続してはならない状態だ。そう思ってもどうしようもできない。だから弱者として次の世代にもその立場を引き継がざるを得ない。格差が生まれていく。
教育は社会のためになることをするのとともに個人の幸福追求の手段の獲得に寄与しなくてはならないだろう。その社会と個人との目的のバランスを考えなくてはなるまい。
この国の最後して最大の力でもある人材の豊富さが危うくなっていると言われる。昔の人より今の人のほうが劣っているとは考えられない。人材育成の方法はもっと考えていかなくてはならない。
